全日本選手権 男子フリー

久しぶりの大阪なみはやドームで現地観戦。現役トップ選手が相次いで自爆大会で、いろいろな意味でハラハラした今大会だった。
これで「本当に最後」の織田くんの全日本での雄姿を、しっかりと見届けた、という妙な実感を、一晩たった今日、しみじみと感じている。

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全日本選手権 男子シングルフリー

大変久しぶりに、長野ビックハットで現地観戦。男子シングルフリーだけだけど。でもその試合が、最終グループの選手たちが全員よい出来の(ジャンプのステップアウトとかはあったけれども、転倒や抜けはなかったという意味で)、神試合になったので、わざわざ日帰りで遠征したかいがあったと思う。

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西日本選手権

織田くんが、フリーで4トゥループを2本成功させて、SPの出遅れを挽回して、西日本選手権を優勝したのを、オンラインリザルトで見届けて、全日本は現地で応援するぞ…とワクワクした30分後に、復帰届の手続き不十分で全日本選手権に出場できないとのニュースを目に。
大ポカは織田くんらしいと言えばそれまでだし、引退前もやらかし満載だったので、長年ファンをやっていると、もはやこんな事態にも驚きもないけれど、はてさて、せっかく確保した全日本のチケットはどうしようと、一転思案中。
土曜日のフリーだけ見に行くか…。長野だし平日無理して遠征しようと思うほどの「推し」は他にいないからSPの現地観戦はパスして。

それにしても。
こういう事態になって、あー織田くん現役復帰したんだ、としみじみと実感が沸いてきて、思わず苦笑。

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世界選手権 2023

久しぶりにリンクで観戦。会場はさいたまスーパーアリーナ。
まだ、観客の大半はマスクをしての観戦だけれども、とりあえず声出しOKになったことと、観客数制限がなくなったことは大きい。
コロナの影響でまだ出控えている人が多数いるのか、羽生くんが「引退」したのでファンも少なからず「引退」したのか、理由は不明だけれど、チケットは完売ではなかったよう。
それでも、他国に比べたら、くらべものにならないほど多くの観客が入っていて、自国他国にかかわらず、声援と拍手をおくっていて、選手もそれぞれ、調子の良し悪しはあるにしろ、良い演技が多くて、とても楽しい5日間だった。
日本人同士のペアが優勝して、エキシビションの大トリをつとめる歴史的な光景を実際に見れて、本当によかった。

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世界選手権

世界的なコロナ禍で、十分な練習ができなかった選手も多かったと思うけれど、なんとか開催にこぎつけた世界選手権で、それぞれよく頑張ったと思う。

来年の北京オリンピックの出場枠がかかった試合で、とりあえず日本は男女シングルで3枠を確保できてよかった。
ペアが、日本出身選手同士のペアが10位に入って自力で出場枠を確保したのもすごい。

鍵山優真くんが、シニア一年目で大活躍。ジュニアで急成長してその勢いのままにシニアに上がって活躍している姿に、織田くんの時以来のワクワク感がある。
柔らかい着氷も、楽しそうに踊り滑るスケートにも、ワクワクする。
織田くんに感じていた「私が応援しなければ」という一種のタニマチ的な気持ちはないけれど。

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織田くんのこと

今年の3月末から4月初めのStars on Iceに、体調不良で出演しませんというニュースを聞いた時には、ちょっと時期はずれの風邪かなと思っていたし、Japan Openの日本チームの男子の最後の一人がなかなか発表にならなくて、織田くんはゲストスケーターとして出演します、と発表になった時も、今年は「現役復帰した」高橋くんが挑戦するのかと思ったし、9月初めにカナダにいるらしい情報を聞いた時も、振り付けのために忙しいスケジュールを縫って出かけたのかとしか思わず、拠点としていた関西大学が「居づらい場所」になっていたことは、予想外の事態だった。

9月末に織田くんが自分のブログにあげた内容は、日本語の文も英語の文も、精一杯「きちんと」書かれていたものの、言葉の使い方が玄人のものではないので、本人が書いたものであることがはっきりわかる文章で、織田くんが置かれていた立場がよく偲ばれる内容だったと思う。

大きな組織が「肩たたき」する時の典型的な手法のように思うけれど、こんな状態になったら、そこにしがみつくと、かえって辛い思いをするばかりなので、他の選択肢があるなら、新天地を求める方がよいと思う。そして、織田くんには「他の選択肢」がない、ということはありえないと思う。

織田くんも、もう関西大学のリンクを去る覚悟をしたからこそ、ファンや直接事情を伝えられない関係者に向けて「事情説明」のためにあげたブログ記事であって、マスコミが騒いでいるような「告発」ではないと思うので、誰がやった何があった、などということは、公表する必要はないと思うけれど、狭い業界なので、どちらかが生きていけないような終わり方にならないことを願う。

一部マスコミや一般の人は、ハラスメントと聞いて、「パワハラ」を思い浮かべているようだけど、モラハラやいやがらせは、必ずしも地位が上でないとできないというわけではないと思う。学生が集団で先生を無視したら?…とか、事務の人がリンクの予約を故意に何度も取り消したりしたら?…とか。

いずれにせよ、織田くんはもう関西大学の所属者ではないので、関西大学側としても織田くんを守る気がなくても仕方ないし、織田くんとしても、関西大学に忖度する必要はないので、それぞれの公表している内容は現時点で必要十分。外野は、正義漢ぶって「犯人探し」などせずに、そっとしておいてあげればよいと思う。

それにしても、いつも驚かされるのは、織田くんの集中力とプロ意識。
Japan Openで「選手」としてトップレベルの演技をするためには、最高の状態にコンディションを整える必要があるので、今年の状況では、難しかったと思うけれど、それにしても、ゲストスケーターとしての演技はノーミス、3回転とはいえジャンプの完成度も高く、事情を知らなかったら、何かがあったなんてわからないレベルの演技だった。Japan Openで新たな挑戦が見られなかったのはとても残念だけど、年齢的にもいつまでも挑戦し続けるのもきついし、これも一つのターニングポイントかもしれない。…と、一ファンは、自分に言い聞かせている。

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氷艶2019

2017の時も思ったけれど、演出は見事。他ジャンルの人とのコラボは面白い試みだと思う。
他ジャンルの人で、一応「スケート滑ります」という人が、意外といて、なんだか嬉しい。
前回よりは、スケートの人と他ジャンルが自然に融合した感じになっていた感じがする。

荒川さんのガッハッハな悪役と、その手下のワルぶりが、ちょっと快感。一味ということで、初の悪役だった織田くんの陰陽師が、「ヒャーハッハ」と高笑いをしながらリンク内を縦横無尽に滑りまわり、果ては宙づりまで披露、突き抜けたキャラクターで、とても面白かった。見ていて楽しかった。

ストーリーは…いやはや、コメントのしようもない…。
大ちゃんには、デビューしたてのジャニタレレベルの歌とかセリフではなく、もっとカッコいい、余人をもって代えがたいと思わせてくれるようなキレキレのステップで魅了してもらいたかった。

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プリンスアイスワールド 東京公演

ここ最近のプリンスの公演は、群舞がカッコいい。
選手時代の小林宏一くんを見ていて、よく踊れる子だし、ショースケーターになったらいいんじゃないかとは思っていたけれど、音によくあった、キレキレのダンスは見応えがある。
プリンスのリンクは狭いから、無理にジャンプを跳ばなくても、十分に見応えのある演技が可能なのだと実感。

プリンスアイスワールドのもう一つの魅力はゲストスケーターで、私もそれにつられて毎年チケットを買っている人だけど、なかなか良い演技に出会える時と、うーん…ちょっとなあ…と思う時とがある。
今年、ちょっとビックリしたのは、本田真凛ちゃん。昨シーズンは成績不振だったけど、この日の演技は、スケーティングが素晴らしくなっていて、感心した。選手は、どうしてもジャンプが決まらないと成績がでないところが苦しいところだけれど、フィギュアスケートで大切なのは、ジャンプだけではないということを、改めて思った。
織田くんは、今年のエキシビナンバーのゴースト。病み上がりだったファンタジー・オン・アイス幕張公演の時の演技より、滑り込んであって、両手あげ3ルッツを含むジャンプはどれも危なげなく跳んでいたし、イーグルのキレは見事で、織田くんもイーグルで拍手もらえるようになったねえと思ったし、何よりすごかったのは、バレエジャンプの高さと開脚の美しさ。今までは、決して身体が硬いわけではない織田くんなのに、バレエジャンプは…そんなに特に…と思っていたけれど、今年の強化目標?

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Japan Open 2018

男子フリーのルールにかなり大きな変更があったため、どんな点が出るのか、出た点がすごいのかすごくないのか、いま一つピンとこない。

織田くんは、試合は去年で終わりかと思っていたのに、今年も出場します、と聞いて、ファンとしては観戦に行かないわけにはいかず、会場に駆けつければ、ノーミスの素晴らしい演技で、宇野くんが現役としての立場を一瞬心配してしまうほどの高得点。
これで、また一年頑張れる。パワーをありがとう。

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Prince Ice World 東京公演

今年は40周年記念とかで、なかなか力の入った、よい公演だった。

最近は、男性中心のグループナンバーがいいと思うことが多かったけど、今年はすべてがいい。

ゲストスケーターは、織田くんは、オシャレでイキなナンバーを、両手上げの3ルッツ含むハイレベルなスケート技術で魅せてくれたし、小塚くんは鮮やかなイーグルやステップを見せてくれて眼福だったけど、やはりすごかったのは、町田くんのボレロ。8分間のよく構成されたプログラムだった。

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