2013年ソウルで想う
実は、私は韓国はニガテだ。何がニガテと言って、料理がニンニクのにおいが強すぎてニガテなので、食が細くなる。街中を歩いていても、食堂の近くを歩くのがつらい時がある。
だから、ソウルに行くたびに「これが最後」と思う。去年は、空港に行く前に計画的にウォンをほぼ使い切った。ところが、台風のおかげでソウルにもう一泊することになり、仕方なく一万円を両替したら5万ウォンほど残ってしまった。今年のシウォンくんのツアーの募集が始まった時、もしかしたら去年の予定外の「使い残し」は今年もう一度行くためにあったのかもしれないと思った。そして今年こそは使い切ってくるつもりだった。ところが、シウォンくん柄の両替袋欲しさに、最少額の一万円を両替したところ、結局使いきれずに、今年も5万ウォン札が一枚残ってしまった。また来年…ってこと? いやいや、そろそろ勘弁してもらいたい。
最終日は、レース観戦の人たちは早朝からバスに乗って出発。私はのんびりホテルをチェックアウトして街中へ。雨が降っていたし、地下鉄に乗って国立中央博物館へ。
ソウルの街中は、文字がハングルで表記されているだけで、建物の風情はかなり日本に似ているけれども、人を見ると、やはりビミョウに違う。地下鉄内でスマホを使っている人はかなり沢山いるのに、本を読んでいる人が一人もいない。ちょっと年季の入ったジャージにサンダル姿で地下鉄に乗っている大人がけっこういる。ホームウェアではないらしい。公園で遊んでいた子どもたちの中にも、ユニフォームでもブランドものでもない、廉価品のジャージ姿の子が何人もいた。
博物館では韓国の歴史を概観。絵画のコーナーで金弘道(キム・ホンド)の絵を見て、売店でその絵葉書を買ってしまった。ふと、「風の絵師」のキム・ホンド、パク・シニャンの大きな口をあけて笑う顔が思い浮かんだ。してやられたか。
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