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Fantasy on ice 幕張

今年もFantasy on Iceの時期が来た。最近の傾向として、羽生くんが出演する(だろう)公演はチケットが激戦。出演者の中に最初は名前がなくても、出演予想のもとにチケットを買う人もいるので、出演の確率の高いFantasy on Iceは早々完売だったらしい。その後、怪我で休養が発表されて、出演しないことが確定したので、来なかったりチケット転売とかで空席が目立ったら寂しいなあと思いながら行ったら、どうしてどうして、観客席は満席だった。

日本男子は織田くんだけだったし、現役男子選手はフェルナンデスだけだったのに、全体的にとてもハイレベルなパフォーマンスだった。ジェフもランビエールもトマシュもジョニーも、選手を引退して何年も経っているのに、みんなきちんとトレーニングを続けていて、それなりのレベルを保っているのがよくわかる。チケット代がちっとも惜しくない3時間だった。

織田くんは、第1部では福間洸太朗さんのピアノとのコラボで「愛の夢」。ピアノの音だけだから、エッジの音が聞こえるのが、なんだかとても臨場感がある。でも、静寂。矛盾しているけど。ジャンプの数が多く、みっしりとステップがつまった密度の高い振り付けで、とてもハードなはずなのに、見事なコラボだった。第2部では、ランビエール振り付けの「Top Hat」。こちらもちょっとした音にもこまかく振り付けがされていて、みっしりとステップ・スピンのつまったプログラム。今日はちょっと手拍子のタイミングをとりそびれたけど、最初から最後までがっつり手拍子しても大丈夫そう。次回は挑戦したい。「織田くーん」の人は本日も健在。いつも私よりはるか前の席にいるから、どんな人かは見たことがない。でも、この人のこのかけ声を聞くと、「待ってました!」な気分になる。

本日の公演は、どれもレベルが高くて見応えがあったけれど、実は一番印象的で感動したのが、明子ちゃんの「ブラックスワン」。振り付け自分ということだったけど、緩急の付け方や毅然とした雰囲気作りが見事だった。眼福眼福。

トマシュと華原朋美のコラボは、高難度のジャンプはなかったし、十分な滑り込みをする時間があったとは思えないのに、トマシュの美しいスケーティングと、観客を惹き込むパフォーマンス力が見事で、まんまとたぶらかされてしまい、うっかりスタンディングオベーションしてしまった。

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