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Dreams on Ice 2015

2014-2015シーズンで活躍した選手によるエキシビション。毎年楽しみだけど、今年から織田くんがいない。それがとても寂しい。今年はプリンスの鹿児島公演と同じ日程になってしまったから仕方ないけれど、そのうちゲストとして、また滑ってくれないかな…。

ノービスの男子二人は、先輩の影響ありありな衣装。島田くんは、曲も衣装も、織田くんを思い出させるチャップリン。でも、織田くんのようなラブリー系で演じるならば、今がその時かもしれない。今は少年で愛らしいけれど、大きくなってもラブリーとは限らないから。三宅くんは、衣装が羽生くんの影響ありありだった。
今日一番の衝撃演技は、佐藤洸彬くんの「ボレロ」。衣装は遠目には上半身が裸に見えるような肌色、きちんとバレエのボレロの動きを踏襲しつつも、音源や随所の振り付けはオリジナリティに溢れていて、そのうち自分だけではなくて他人の振り付けなどもしそうな才能を感じた。男子選手には、時々、こういう個性的な選手が出て来るから面白い。
無良くんの新SPは「黒い瞳」で、かなり凝ったステップ。まだ滑り込みが足りない感じだけれど、シーズンが始まるころにはもっとこなれているだろうから、シーズンインが楽しみ。
羽生くんは和物。こちらもまだ「枠だけ」で、肉付けはこれからという感じ。
いずれにせよ、来シーズンが楽しみな今日の出演者たちのパフォーマンスだった。

最後は恒例のジャンプ大会。羽生くんがサービスしてくれようとしているのはよくわかるけれど、なんとなく最近の羽生くんは、行動がアイドルのようで気になる。「プロスケーター」(ショースケーター)ならば、アイドルっぽくなってしまっても、それもありかと思うけれど、今はまだアマチュアのスポーツ選手なのだから、最後に生声で会場に向かって「ありがとう」と叫ぶとか、疲れているのにあえて大技ジャンプに挑んでみせる、とか、ファンタジーオンアイスでやったように、一度着たシャツをその場で脱いで客席に投げ入れるとかは、ちょっとやりすぎでは?と思ってしまう。休憩時間に近くの二人づれが「最近はマナーが残念なファンが増えた」と言っていたけれど、私もそれは感じる。ここ数年の熱狂的な高橋くんファンも怖かったけど、二十年来のフィギュアスケートファンとしては、ソチニワカさんの一部には、さらに違和感を感じる。

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