ワールド・チーム・トロフィー 1日目
今日はオープニングセレモニーとアイスダンスのSD、女子シングルSP、男子シングルSP。
今年は仕事を休めないので、女子シングルには間に合わず。それでも、なんとか男子シングルに間に合った。
会場はほぼ満席。年度始めの平日の夕方に、みんな余裕があるなあ。
6か国の12人の選手だけなので、2グループ。世界ランキング下位の選手からの滑走。第1グループの選手は全体的にスピードがない。このグループ最終滑走だった閻くんになって、いきなり滑りの速度が上がった感じがした。
カナダのジェレミー・テンは、跳ぶジャンプが高難度ではないために、あまり高得点は出なかったけれども、スケーティングは上手。ナムくんも、4回転がないために上のグループには入れていないけれど、このグループの中では達者なスケーティング。閻くんは、少しジャンプでミスはあったものの、良い出来だった。干し草用フォークで干し草を投げ上げるマイムは、相変わらずスコップで穴を掘っているみたいだったけど、それでもこのプログラムは大好き。
第2グループで素晴らしい演技だったのは、ジェイソン・ブラウン。4回転ジャンプはないけれど、とにかく動く動く、ステップをふむ。「ジャンプ」としてカウントされないステップの一要素にすぎないバレエジャンプが高さといい、180度以上の開脚の柔軟性といい、絶品で、私がジャッジなら、それだけに加点3点を与えたいくらいすごかった。羽生くんは3つ目のジャンプの3ルッツからのコンビネーションジャンプの2つ目のジャンプの着氷後に転倒したけれど、転倒による減点1点だけで、その他のジャンプでものすごい加点をもらってダントツの1位。
今日も、羽生くんの演技が始まる直前まで、「ゆづくん、がんばってー」といつまでも声をかけている人がいた。たいして若くもない、はっきり言ってけっこうなオバサンだと思われるその声の主に言いたい。演技直前の声かけは、選手の集中を乱すだけなので、スケート選手を応援する人は絶対にしない。ソチニワカさんだから…と思っていたのは去年のさいたまワールドまで。スケートの試合を観戦しに来ているのなら、そろそろそこらへんはわきまえていただきたい。今回は結果に影響はなかったようなので、よかったものの。
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