ワールド・チーム・トロフィー 2日目
今日は、ペアのSP、アイスダンスと男子シングルのフリー。
ペアはまったく見れず、アイスダンスは最終滑走のウィーバー&ポジェ組の演技が始まった直後にようよう間に合った。
男子シングルは、アモディオの演技はなかなかよかったのに、4サルコウが3サルコウになってしまったせいで、3アクセルからの3連続ジャンプがノーカウントになり、同じジャンプの繰り返しは2種類までの規定にもひっかかって、最後の3ルッツジャンプもノーカウントに。ああもったいないもったいない。でも、演技は楽しくて良い演技だった。
無良くんは今日は頑張った。ノーミスではなかったけれど、3アクセルは2本とも豪快に決まった。無良くんのスケートは、男くさくてバンカラでカッコいい。
とにかくすばらしかったのは、ジェイソン・ブラウンの演技。4回転が含まれていないことを忘れてしまうような、フィギュアスケートの魅力がぎっしりつまった4分半だったと思う。
閻くん(ハン・ヤン)は、ジャンプでいくつかミスがあったけど、この人の演技は大好き。中国の選手にしてはスケーティングも見事だけれど、どこかあかぬけていない、ちょっとした大味さが、たまらなく魅力。「Fly me to the moon」は、最後の「... you!」で両手で誰かを指さすポーズがお約束だけど、閻くんの振り付けはジャッジ席の人を指さすことになっている。今日の閻くん、「... you!」とやった時に目がちょっと泳いでいたけど、ここはやっぱり、指した人をじっと見なきゃ!
羽生くんは、4サルコウは決まったけど、4トゥループがぬけて、それはそれは美しい3トゥループになった。でも、技術は完璧。すごいことをやっているのにさらりとしていて、私にとっては必ずしも魅力はない。でも、すごいスケーターだとは思う。会場は大歓声とスタンディングオベーション。
ジャッジ席横にある、日本の放送の解説席にいる織田くんが、リンクの端をはさんだ向こう側にある選手の応援席にいる日本の選手たちに応援の仕方のアドバイスをしているのが見えた。ちょっと笑ってしまった。
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