美談にしないで
中国杯での羽生くんの怪我と演技は、ライブ映像を見ていて本当に怖かった。アクシデント自体も怖かったけれど、私が一番怖かったのは、頭に包帯しながらも、高難度ジャンプをバンバン跳びまくり、スローパートでは曲を口ずさみながら滑ることまでした羽生くんの姿。
幸い、精密検査の結果、今のところは、目に見える怪我以外の大きなダメージはなかったようだし、あの状態でも出場すると決めた羽生くんの判断が間違っていたと批判するつもりはないけれども、少なくとも褒められたものではないと思う。
特に羽生ファンというわけではない私でも、2日経ってようやく、落ち着いて振り返ることができるくらいなのだから。
羽生くんがあの状態で、4回転を跳び、3アクセル-1ループ-3サルコウを決めたことも「ただただすごい」ことだったけど、あの時、メイン解説者ではなかった織田くんが、そのことを絶妙なタイミングで冷静にコメント(補足解説)したことも、今から思えば「ただただすごい」ことだった。
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