« ネーベルホルン杯 1日目 | トップページ | 御嶽山噴火 »

ネーベルホルン杯 2日目

ペア・フリー。
高橋&木原組は、最終順位7位だったし、今日も細かいミスがあって、去年のベストスコアを上まわることはできなかったけれど、デススパイラルはきっちりレベル2がついていたし、出来はイマイチだったもののリフトのバリエーションが増えた。スロージャンプも、安定感を持って送り出すことが出来るようになったし、基本的にはすごい進歩していると思う。次は、SPの50点超え、FSの100点超えが、私が勝手につくった当面の目標。
でも、点数や順位は別にして、今シーズンのフリーは小粋なエレガンスが感じられてすてき。ペアは組み合わせを変えると、雰囲気も変わるものなんだなと思った。トランくんとのペアで、このフリーを演じたとして、点数はもっととれるかもしれないけど、こんな雰囲気は出せないと思うから。

上位2組はロシア。1位は当然のように川口&スミルノフ組。2位に入ったタラソワ&モロゾフ組は、本人たちはまだ可憐な若者なのに、名前を聞いて連想するのは大物振付師2人。そのタラソワさんをそのモロゾフさんがリフトするのは、どう考えても無理だろうと思いつつも、その怖ろしい光景をふと想像してしまった。

男子は、去年のこの大会で織田くんの次点だった、アメリカのジェイソン・ブラウンが優勝。にこにこ笑って、ノブナリ・オダはすごい選手なのに気さくにいっぱい話をしてくれて嬉しいとインタビューに答えていたのを思い出す。まだ4回転を試合のプログラムに入れていないけれども、他のエレメンツをミスなくハイレベルにこなして加点を積むスタイルで、大崩れはしない。今のままでは世界の表彰台はねらえないと思うけれども、この人のスケートは好き。
日野くんは10位。伸び悩みか。昨シーズンも、なんとなく背中を丸めながら自信なさそうに小さく滑っているような印象で、勢いを感じられないところが、なんだか心配。

|

« ネーベルホルン杯 1日目 | トップページ | 御嶽山噴火 »