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Stars on Ice 2014

SOIの東京公演に行ってきた。代々木体育館がほぼ満席になるアイスショーなんて、ついぞ見たことがなかったからびっくりした。オリンピック効果、恐るべし。明らかに「アイスショー初めて見に来ました」な人が多くて、なんだかいつもと、いろいろな意味で勝手が違う。これが定着するようだったら、私はそろそろ現地観戦はお役御免ということなのかもしれないと思いながら帰途についた。

ショー自体は、非常にクオリティの高いショーだったと思う。有香ちゃんのスケートを久しぶりに生で見たけれど、滑らかで氷くずの出ないスケーティングは健在。にわかファンの人たちにとっては「誰これ?」な感じだったのだろうし、高難度のジャンプを跳んだわけではないから、わからなかったかもしれないけれども、あのスケーティングはそれ自体がすばらしい。
スケーティングという意味では、シブタニ兄妹がすごいと思った。音楽に対する感性やリズム感もいいので、群舞でシングルの選手と一緒に滑ると際立って見える。ジャンプばかりがスケートの華ではなくて、やはりスケートの醍醐味は、鮮やかなエッジワークや滑らかなスケーティングにあると思った。日本も、もっともっとアイスダンスやペアの選手が活躍してくれると嬉しい。そうなれば、もっともっと、このような最高級の「スケート」を楽しむことができるようになるのに。

織田くんの「ラストサムライ」も健在。最後の勇壮活発なステップのところになると、いつも「待っていました!」と思うけど、同時に「これで終わってしまう」と思って寂しい気持ちになる。

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