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STAP細胞

STAP細胞はあるのかないのか。
重大な発見として、ちやほやもてはやされていたのが一転、あたかもSTAP細胞の存在自体がねつ造だといわんがばかりの見出しが躍っている、今日この頃のマスコミ。
もしも本当にあるのなら、たとえSTAP細胞の作製が非常に難しいものであるとしても、「ある」ことを証明する方が、「ない」ことを証明するよりははるかに簡単なはずなので、今はとにかく、誰がどう見ても認められる研究作法にのっとって、小保方さんとは関係ない別の複数の人が、全力をつくして作製にとりくむべきだろう。
小保方さんの今日の記者会見を、最初から最後まで聞いていたけれども、少なくとも今日の話の内容では、調査委員会の結論を覆すに足る反論にはなっていないように思った。切り貼りしたデータをどこから持ってきたとか、間違って掲載してしまった画像をどこから持ってきたのかとか、「悪意」があったとかなかったとかいうことは些末な問題で、そんなことをいくら言い募っても、流布している論文に掲載されているのは根拠にならない画像であり、切り貼りした画像を使っていることは事実で、論文の不備な点が改善されるわけではないので、論文の価値を取り戻すことにはならない。結論を覆すために必要なのは、STAP細胞の存在を証明するに足る画像やデータが存在するならば、それを明示することにつきる。それができなければ、STAP細胞の存在は証明できていないのだから、世間的に「ある」と認められることはない。(「ない」とも言えない。「ない」ならば「ない」ことを証明するものが必要で、「ある」ということが立証できないからといって、すなわち「ない」ということには、ならない)

あるのかないのか、現状では信じる気持ちはハーフハーフだけど、「真実」がわかる日を、静かに待ちたいと思う。

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