世界フィギュア大阪エキシビション
大阪日帰りで、世界フィギュア大阪エキシビションを見た。
真央ちゃんが出演しないのに、ロビーで「真央ちゃんグッズ」を売っている不思議。業者も、真央ちゃん依存は、そろそろ何とかしないと。
引退を表明した明子ちゃんと、すでに引退した織田くんには、演技後にそれぞれ佳菜子ちゃん、町田くんから花束贈呈のセレモニー。今日は織田くんも泣くことなしに笑顔でスピーチ。演技前に、いつもの「おだくーん!」のかけ声。歌舞伎の「よっ、○○屋」のかけ声と同じで、なんとなくこの声が聞えないと寂しい。そして、3ヶ月ぶりに見る織田くんのスケートに、あまりの懐かしさに泣けた。ラストサムライは、本当にすごいプログラム。
小塚くんはSPを滑った。いつもながら、小塚くんのスケートもすごいけど、7拍子のンチャンチャンチャチャをきっちりあわせてくる観客がすごい。
2部はオリンピックや世界選手権に出場した選手の演技で、アンコール付。ソトニコワの新プログラムが、「黒鳥」(曲は「白鳥の湖」、衣装が黒)だと思うけど、なんともモダンというかコンテンポラリーダンスのような振り付けで、最後は髪を振り乱して踊る。なんと表現してよいかわからないけど、なんかすごい。ヴァーチュー&モイヤー組のアンコールがAKBの曲で、リンクサイドにすでに演技が終わった選手たちが勢ぞろいしてノリノリでダンス。リンクの中の二人よりもそちらに目がいってしまった。トリは金メダリスト羽生くん。
でも、本日の公演で一番印象的だったのは、2部の最初に滑ったコストナー。SPの「アヴェマリア」を美しく滑っている最中に、突然音楽が途切れた。それでもがんばって滑っていたけど、ほぼ終わり近くまで滑ったところで、アナウンサーが英語で「カロリーナ、もう一度最初から滑ってもらえますか?」。それに嫌な顔一つせずに、もう一度、それはそれは美しい「アヴェマリア」を滑ってくれた。会場は満場のスタンディングオベーション。ほぼ2回近く滑ったにもかかわらず、さらにそれに加えて、予定されていた通りにアンコールとしてボレロの後半を滑ってくれたので、またまたスタンディングオベーション。ここでスタンディングオベーションしなくて、いつする? と思ったくらい感動した。
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