« 初場所初日 | トップページ | 結団式 »

適度な応援

大相撲初場所五日目にして、早くも、稀勢の里が二敗。これで今場所は、優勝や横綱昇進に向けての圧力は減ることになると思うけれども、近年、稀勢の里関に対する応援は、加熱しすぎていて、時々、行き過ぎではないかと思うことがある。「日本人」横綱を望むあまり、稀勢の里が白鵬に勝った時に、大勢の観客が「万歳、万歳、万歳」…とやった、先場所の光景は、日本人の私ですら見ていて腹が立った。白鵬に対して、実に失礼だったのでは? と思うし、万歳された稀勢の里だって、それを見て嬉しかったかどうか。

過度な応援は、最近のフィギュアスケートの「大ちゃんファン」にも感じる。とにかく熱狂的に応援するあまり、他のどの選手よりも大きな声援を送らなくてはならないと思うらしい。ヒステリックなまでに声を張り上げ、まわりの迷惑を顧みることなく伸び上がり、立ち上がる。高橋くん本人のことは好きだし、高橋くんのスケートも大好きだけど、特に「ファン」ではない私のような観客は、いたたまれない。たいして出来がよくなかった演技の時にも、あたかも神演技をしたかのように熱狂的なスタンディングオベーションをするのは、はっきり言って、選手のためにもならないから、やめた方がいいと思うのだけれども。

|

« 初場所初日 | トップページ | 結団式 »