全日本選手権 ３日目

今日は、アイスダンス、ペア、女子シングルのフリー。

アイスダンスは、平井＆アソンション組がなかなかいい演技。リード姉弟組にはおよばなかったけれど。

ペアは、高橋＆木原組は、本日はジャンプが絶不調。練習ではまあまあ降りていたのに。サイド・バイ・サイドのスピンの息の合い方や、スケーティングの切れとロマンチックさは、このペアのいいところで、失敗しないからいい。リフトは、まだバリエーションは出せないけれども、この調子でトレーニングを積んだら、得点源になりそう。

女子シングルは、オリンピックの有力選手はすべて第４グループに集中。このグループの第１滑走者だった宮原知子ちゃんは、落ち着いたいい演技。ジャンプも問題なく降りて、演技が終わった瞬間に観客がわーっと立ってスタンディングオベーション。いつも落着いた雰囲気の子なので、わーっと飛び上がって喜ぶということはなく、ゆっくり静かに笑顔になった。
次は明子ちゃん。今晩も、それはそれは可憐なクリスティーヌ。ジャンプは完璧。そうなると、この人の表現力はすごいから、最高の出来映えだった。
安藤さんは、ジャンプをいくつかミスしたのと、明子ちゃんの滑りと比べると、どうしても少し大味に見える。結果は７位。本当に、よくここまで短期間に調整してきたと思うけれども、現実はそうは甘くはない。
今井遥ちゃんも、今日は絶好調。残念ながら５位に終わったけれど、今日の出来は本人としては最高の出来だったのだろうと思う。
そして、佳菜子ちゃん。長い長いトンネルから、ようやくぬけだせたようで、会心の出来。昨日のSPは、終わったら半べそで泣き出したけれど、今日は終わったとたんに、大きく「やったあ」とガッツポーズ。よかったね。本当によかったね。結果は２位。
真央ちゃんは、３アクセルを含めて、ジャンプが少々不調。それでも３位に滑り込んだ。
明子ちゃんの優勝は、とても感動的だった。

結局、オリンピックの代表は、女子は真央ちゃん、明子ちゃん、佳菜子ちゃん。男子は羽生くん、町田くん、高橋くんに決まった。オリンピックの代表は、それでいいと思うけれど、若干不満なのは、世界選手権の代表も同じ顔触れだということ。全日本の表彰台にのった小塚くんとか、惜しくも全日本の表彰台は逃したけど、GPシリーズ通して表彰台にのり続け、ファイナルも３位だった織田くんとか…努力が報われない感じで、ちょっと納得がいかない。