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NHK杯 3日目

今日はアイスダンス・フリーとエキシビション。

アイスダンスは結局、表彰台にのったのは、スケートアメリカと同じ顔触れ、同じ順位。
3位のシブタニ兄妹は、すっかり大人の体格になった。アレックスは実に日本人的な丸顔なのに、身長が180cm越え。DNAは純日本人のはずなのに。2位にイタリアのカッペリーニ&ラノッテ組。ノリノリでマイケル・ジャクソンメドレーを滑ったシブタニ兄妹のあとで、クラッシックなオペラ曲で、ジャンルはまったく違うけれども、どちらもとても上手。でも。優勝のデイビス&ホワイト組はスピード感と技のキレという意味で、全く別格の滑り。

エキシビションは、NHK総合で完全にライブ放送されていた。
ノービスAとノービスBの女子の、それぞれの優勝選手が演技をして、なかなか達者な演技だったけど、特にすごかったのが、ノービスBの渡辺倫果ちゃん。ダブルアクセルを跳ぶ!跳ぶ!跳ぶ! 若干10歳で、スポットライトをあびながら滑るだけだって普段と違って大変だろうに、大勢の観客にひるむ様子もなく、堂々と滑る様子は末頼もしかった。
選手のエキシビで印象的だったのは、フェルナンデス。いつものエキシビナンバーだったけど、このナンバーは何度見ても楽しい。最後の方に、氷の上でのびてしまったところに、バケツで水をバサッとかけられるパートがあって、アイスショーで何度か見ていた中で、ちゃんと顔にかかった時もあれば、顔には全然かからずにおなかにかかってしまったこともあった。今日、水かけ役を頼まれたのはアメリカのアダム・リッポン。フェルナンデスが氷の上にのびてからおもむろに近寄って行って、「よっこいしょ」という感じで水を慎重にじょばじょばと顔にかけた。水のかけ方が人によってけっこう違うので、そこも面白い。
エキシビナンバーを用意してあるのかと心配していた高橋&木原組は、しっかりリフトが入ったエキシビナンバーを滑っていた。フィナーレでもリフトを披露。そのうち軽々と持ち上げそうで、なんだか木原くんが頼もしい。
ノリがよくて、お客さんをのせるのが上手な選手がいるけれども、イタリアのアイスダンスカップルのルカ・ラノッテも、間違いなくその一人。帽子でこっちの方あっちの方を指して両手を上にあげると、反応のいい日本の観客は上手にのって盛り上がる。楽しいエキシビだった。

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