Carnival on ice 2013
ちょっと凝った構成のオープニングの直後に、なんと織田くんが登場。「ラストサムライ」の万感の思いを込めた演技は、ファンとしては何度見ても胸が熱くなる。新横浜の狭いリンクではわからなかったけど、今日はさいたまスーパーアリーナの大きなリンクなので、ちょっと変わったシングルジャンプだと思っていた箇所の振り付けの意味がわかった。
お目当てが早々に出てきてしまったので、開始10分で一瞬「終わった」気分になったけれども、今宵のメンバーはなかなかすごかったので、すぐに気を取り直す。
印象に残ったのは、やはり日本のシニア男子たち。町田くんは身体が少し大きくなった気がする。あまり体格で見劣りがしなくなった。もともと全身を大きく使う滑りだし、本人が自分でプログラムの構成や意味を掘り下げて解釈しながら表現を模索するような思索的なスケーティングをするので、終わってからの余韻をいつも感じる。
小塚くんは、変拍子の難しいプログラム。ステップがとても凝っていて、なんとも玄人好みというか、目の保養というか。エキシビションにしては凝りすぎているから、SPかな? 今シーズンはとても楽しみ。でも、衣装が…。小塚くんの衣装はいつもシンプルだけど、今回の衣装はすごく遠目で見ると、一見ジャージに見えてしまった。ちがうのはすぐにわかったけれど。
高橋くんは、もうすでにいろいろなジャンルの曲に挑戦してきているので、どんな曲で滑っても驚かない。音の表現と細かいステップがあざやか。高橋くんの時に観客席のあちこちで応援タオルが翻るようになったのは何年前からだったか忘れてしまったけれど、毎年色が変わる大ちゃん公式応援タオル、今年のは白地に赤字らしい。
フィナーレが終わっても、客電がつかずに、音楽がなっていて選手たちは一瞬「どうしよう」の雰囲気に。そしてこういう時のお約束のように、四回転ジャンプショーに突入。今日は、最初に町田くんが単独でトライ。次にバンクーバーオリンピック組の3人が次々に挑戦。みんな一回ずつ挑戦しただけで終わってくれてよかった。まだシーズンが始まったばかりだから、こんなところで怪我をしてもいけないからね。
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