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スケオタあるある

本屋で発作的に「スケオタあるある」(扶桑社)という本を買ってしまった。最初は買うつもりは全くなかったのに、立ち読み中にふと、「そうそう」「あるある」と思ってしまったのが運のツキ。長年のスケートファンではあっても、ゆるいファンだと自分のことを思っていたけれど、これを読んでいると、同感できることが多すぎて、もしかして私も立派なオタかも…と思ってしまった。
以下、抜粋と感想。

☆「8月末には今季すべての観戦予定を立てて有休計画を上司にメールで送る」
…まあ、これは当然かと。

☆「EXはエキシビション、GPSは当然グランプリシリーズ」
…もちろん、当然。

☆「テレビ欄のスポーツ特番SPを、「ショートプログラム!?」と錯覚」
…頭の言語スイッチの切り替えが中途半端な時は、ありえるかも。

☆「良席の好みが違うので、友人とも別々に席をとる」
…選手に触れ合える席が良席の人もいるし、私みたいに少し高い位置から全体を俯瞰したい人もいるし。

☆「自分のひいきの選手以外の試合演技は心穏やかに冷静に応援できる」
…ひいきの選手の試合演技の時は、手がいつもお祈りポーズになっているし、息をするのも忘れていることも。

☆「選手時代を知るコーチやジャッジの観察が楽しい」
…さすがに、双眼鏡までは持ち込まないけれど、けっこういつも楽しみ。

☆「映像もないのにオンリザの数字とツイッターを眺めながら深夜にひとりで歓喜にむせび泣いたり奈落の底に突き落されたりする」
…オンラインリザルトに頼るのは、ライブ放送がない海外の試合のことが多いので、時差を忘れて真夜中にうっかり大拍手したことも、PCの前で固まったことも。

☆「天井カメラは撃ち落としたい」
…試合中に頭上を行ったり来たりしているカメラは、気にならないといえばウソになる、という程度だけど、あとで録画を見ていて、生観戦時に横やななめ上から見てそれはそれは美しかったスピン(ドーナツスピンは除く)の映像が天井カメラで真上から撮ったものだった時は、正直言って猛烈に腹が立つ。ドーナツスピンは、上から見ても美しいから、それなりに許せるけど。


織田くんの項目のところも面白かった。
☆「会場に「おだくーん」の人がいないとなんだか寂しい」
…よく通る声だから。でも、あの声を聞くと、なぜかほっとする。

☆「ザヤックを含むジャンプ違反のルールに無駄に精通している」
…なまじコンビネーションジャンプが得意で、挽回のつもりでとっさに跳ぶジャンプ自体は、けっこう跳べちゃって成功しちゃうから、その影響で「ノーカウント」になってしまったジャンプのバリエーションは豊富。

☆「トゥループとコンビネーションを数えないと演技を見られない」
…特に前半の3Aがコンビネーションにならなかった時は、あとはドキドキ。最初の4Tも、失敗すると(回転不足で、それはそれは美しい3Tになってしまう場合を含む)、その後すべてのジャンプを必死で数えてしまう。

☆「ザヤック違反には、観音様のような穏やかな心で、許すことを学んだ」
…織田くんに対して上から目線な言い分だけど、もうホント、よくわかりすぎて…

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