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四大陸選手権  2日目

今日は現地観戦。

女子シングルSPは、日本人選手が三人とも、非常に良い出来だった。そして、 真央ちゃんの3アクセルは、それはそれは美しかった。

男子シングルはフリー。
第二グループの6分間練習が始まった時、一瞬、目を疑った。ここにはいないはずの織田くんがいる!…というのは錯覚で、フィリピンのクリストファー・カルーザという選手だった。跳べるジャンプは難度が高いものではないし、着氷も目を見張るようなものではないものの、全体的な身のこなしが本当によく織田くんに似ていた。でも、織田くんは今、バヴァリアン・オープンという国際大会に出場するため、オーパーストドルフに行っていて日本にはいないはず。それにしても、遠目にはよく似ていた。本人としてはよい出来だったらしく、演技終了後に氷の上に突っ伏して号泣。見た目の感情の振れ幅が大きいとこまでよく似ていて、思わず好きになりそう。優勝したかのような喜びようだったけれど、最終順位は14位。でも、自己ベスト更新の点数だったし、何より本人が本当に嬉しそうだったので、そばに寄っていって、何度も、よかったね、本当によかったね、と言ってあげたくなった。
試合の方は、終わってみたら、けっこうびっくりの結果。高橋くんが表彰台にのれないとは。でも、ケビンの演技は、それはそれはすばらしく、満場のスタンディングオベーションに値するものだった。4回転ジャンプ3つの出来ばえも見事だったけれど、宮本賢二くんの振付もなかなかよかった。それにしても。ケビンの次の演技者が高橋くんだったけど、国内で開催された大会で氷の上の高橋くんにあれほど観客の関心が向けられなかった光景は珍しい。ケビンの演技が終わった瞬間、観客は総立ちで、みんなかたずをのんで点数が出るのを待っていた。氷の上にはすでに高橋くんがいる。でも観客の目は会場上方に設置されたワイドスクリーンにくぎ付け。高い点数が出るのを期待する満場の手拍子。点数が出た瞬間、会場を揺るがすような歓声。それがおさまって、しばらくしてから、あー次は大ちゃんだった、という感じで高橋くんに向けて盛大な「だいちゃん」コール。さぞや、やりにくかっただろう。
無良くんは、それほど調子悪くはなさそうだったけれど、後半のルッツがシングルになったり、いくつかミスがあって、完璧な出来ではなかった。羽生くんも、後半のルッツをミスして、銀メダルに終わった。
銅メダルの中国のハン・ヤン選手は、まだ未完成ながら素質は十分。末恐ろしい16歳。

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