国体 その1
織田くんが出るから、というだけの理由で、国体のフィギュアスケートの試合を観戦。
実は、全日本以外の国内大会は初観戦。無料ではあるけれども、代々木競技場が会場なので、国際試合を観戦しに行くのと、あまり変わりない感覚。ちょっと雰囲気が違っていたのは、小さな子どもづれの家族が多かったこと。退屈してぐずる子が沢山いて、あっちからもこっちからも子どもの泣き声が。出入り自由なので、客の入れ替わりが多かったのも、チケットを買って席をとっての観戦とは違うところ。
午後に開催された成年男子シングルSPだけ観戦した。10の都府県からそれぞれ2人ずつのエントリーで合計20人。成年男子はエントリー数の関係から予選がなかったはずだけど、埼玉県が北限だったので、北国にフィギュアスケートを続けている成年男子が2人いる県はないのか…と、残念に思った。
全日本では、SPで名前をコールされた後にリンクでウォーミングアップ中にジャンプした時にエッジが折れて残念ながら棄権した堀之内くんが、本日の第一滑走者。今日は特に問題なく、無事最後まで滑り終えた。なかなかいい出来だった。
織田くんは、とてもいい出来だった。それにしても、92点という点数にはびっくりした。最下位は、全日本ではあまり考えられない20点台。国内大会なので若干点数が甘めとはいえ、確かに織田くんの滑りは別格に見事な滑りではあったので、過大評価ではないとは思う。それにしても、演技構成点で8点台がずらりというのはすごいなあ。こんなすごい点は出ないにしても、この演技を、全日本でしてくれていれば…と思うと、とても惜しい。でも、今日の演技が見れてよかった。
演技が終わったあと、本人としてはすごくいい出来だったとみえて、喜んでガッツポーズをした選手が何人かいた。相対評価をしてしまうと、3アクセルを跳んでいないよね、とか、コンビネーションの2つ目のジャンプがダブルだったよね、とか、技のレベルは大したことなかったりするのだけれども、それでも試合で本人としては最高のパフォーマンスを出来た選手は幸せだと思った。
家で、成年女子のSPの結果を見て、明子ちゃんが2位だったことを知ってびっくり。転倒はなかったようだけど、技術点が低いのでジャンプでミスしたのか。
| 固定リンク