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ツナグ

辻村深月の「ツナグ」

「yom yom」を愛読していたので、「yom yom」誌上で連載されていた時に初めて読んで、単行本化されるのを待っていた。単行本化された後は、数年すれば文庫本になるだろう(なにしろ、新潮社だから)と思っていたら、このほど映画化されて、それにあわせて文庫化された。

あの世の人とこの世の人をツナグ役目を祖母から引き継いだ高校生の男の子と、その最初の4人の依頼人それぞれの、あの世に行った人との話。あの世に行った人と「死者(ツナグ)」に仲介してもらって一晩だけ会うことができる。そんなことができるのなら、もう一度会って話したら誤解が解けるのでは、とか、何かがわかるのでは、とか思うけれども、会って話した結果がいいとは限らない。救いになった人もあれば、悔いが残った人もいて、なんだかいろいろ考えさせられる小説だった。

樹木希林は演技達者な女優さんだし、主演の松坂桃李くんもなかなかよさげで、原作のイメージが損なわれる心配はあまりなさそうだけれども、小説がとても好きなので、今のところ、映画は見ないでおく予定。

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