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ロンサム・ジョージ

ガラパゴスのゾウガメ「ロンサム・ジョージ」が死んだ。その種の「最後」の存在になるということの意味を思う。
人間が勝手に分類して「最後の」とみなしているだけで、ロンサム・ジョージ自身は、ただ生きて死んだだけ。生きることの幸せも苦しみも、同じ種族の個体が沢山いる他の動物と、まったく同じだったのではないかと思う。だから、「ロンサム(lonesome: ひとりぼっちの)」などという名前は、本当は余計なお世話だったのかもしれない。

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