国籍変更
カンボジアに国籍変更してマラソンでオリンピックを目指していた猫ひろしが、結局、参加資格を満たしていないとされて、ロンドンオリンピックには出られなくなった。
アスリートであれば、「オリンピック」は憧れの舞台であることは間違いない。でも、「オリンピック出場」とその他すべてのものをひきかえにするほどの価値があるかどうか。
フィギュアスケートのペアの高橋成美ちゃんが以前言っていた「オリンピックとマーヴィン(トランくん)のどちらかを選べというのなら、マーヴィンをとる」。これは正しいと思う。競技をしていく上で、お互いに相手に敬意を抱けるような相性のいい相手を見つけるのは大変だし、そういう意味では得難いパートナーなのだから。でも、そんな究極の選択をしなくても、オリンピックに出られればいいのにと思う。成美ちゃんたちの場合は、ずっと日本スケート連盟に属して日本代表として国際試合にも出場しているのだから、オリンピックに出たいがために安易に国籍変更するのとは、わけが違うと思うのに。
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