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思いどおりにならない世の中で

思いや希望はいろいろあるけれども、なかなか現実は自分の思うようにはならない。
人生の終わりには、満たされた希望、満たされなかった希望の帳尻が合うようになっているのだろうか? 誰でも? それならばよいのだけれども。

真実は一つっきりだと思うのに、隠しているわけでもないのに、なかなか相手はそのものを見てくれようとせず、とんでもない解釈をされる。
…という不満を持っていたけれども、落ち着いて考えてみれば、自分だって相手が望むような見方を常にしているかというと、そんなことはなくて、とんでもない誤解や、とんでもない逆恨みをしていた事実に、かなり経ってから思い当たることがある。取り返しがつかないくらい大過去のことだけれど。

ドラマの中で、ほんの数センチ(または数分)の差ですれ違って会えない二人を描いていて、「現実ではありえない!」と思っていたけれども、案外現実でもそんなものなのかもしれない。
伝えられなかった一言のために誤解が生まれて別れたり、全然間に合わなかったと思ったことが実はタッチの差だったり。
現実はドラマと違って誰にも「結末」が見えないから、「あの時こうなっていれば」というのが、すぐにはわからないだけなのかもしれない。
やり直しはきかないので、その時最善最適と思われることをするしかないのだけれども。

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