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Dreams on Ice 2011

二年ぶりに生でDreams on Iceを観た。
スケートリンクに行ったのも、全日本選手権以来なので半年ぶり。
曇っていたので、一昨日ほど暑くなかったものの、外はそこそこ蒸し暑かったのに、リンクの中は涼しい。天国!

今回は、「選手への花束、プレゼントの受付はしない」代わりに「義援金の募金をよろしく」ということだったよう。
私はたまたま何も持っていかなかったからよかったものの、知らずに大きな花束など持ち込んだ人がいたら、どうしていたのだろう? と、ソボクな疑問が浮かんだけれども、そういう人はぱっと見た範囲では見かけなかったので、ディープなファンたちはあらかじめこのことを知っていたのかも。

第1部はジュニアの選手や世界選手権以外の大会に出たシニアの選手の演技。トリが村主さん。
第2部はあっこちゃんから始まって、世界選手権に出場した選手と海外からのゲストスケータの演技。

プログラム自体は、ジュニアの選手でもそこそこ「魅せる」プログラムを堂々と滑っていて、なかなか見応えがあった。日本のジュニア選手のレベルは、本当に高くなったと思う。
ただ、オープニングで、音楽にあわせて一人一人出てきてジャンプやスピンなどを披露したけれども、ここで「世界レベルのシニアの選手」とジュニアの選手の違いがくっきり。
「世界レベルのシニアの選手」は、高難度のジャンプなどキメてみせずとも、ちょっとしたステップやスピンだけでも、十分魅せることができるのだと、しみじみ思った。
これは年齢の問題ではなくて、年齢としてはジュニア選手と同じくらいの羽生くんは佳菜子ちゃんは、限りなく「シニア選手」に近い内容で滑ることができている。素質と吸収力がずばぬけているのだろう。すごい。

プログラムで印象に残ったのは、まず前半のトリの村主さん。
登場から退場まで、完璧に演出。プログラム前半の片足でのステップはすごかったけど、エキシビションやショーでやるのなら、もう少し勢いが欲しいかな。アマチュアにこだわらずに、そろそろプロに転向してもいいのではないかと思うのに、まだアマチュアを続けるのね…。がんばるなあ。

あっこちゃんは、どんなプログラムを滑っても、ぐいぐいと観客を惹きこんでいくのがすごい。まだトップクラスで戦えそうだから、もうしばらくアマチュアのままでいて欲しいけれども、アマチュアをやめる時がきても、コーチとかに完全に転向してしまうのではなくて、いつまでもショーなどで滑る姿を見せて欲しい。

織田くんは、世界選手権後にひざを痛めたニュースを聞いていたので、新しいエキシビナンバーを用意してあったことに驚いた。
さらに驚いたことには、織田くんのプログラムでは初めて、エッジワークに注目をして見てしまった。滑り出しから思いがけず深いエッジを使っていたので…。
まだ少し、滑り込み不足っぽい感じはしたけれども、このエキシビナンバーをシーズンを通して滑っていって滑りこなしたら、もしかしたら織田くんのスケートは、もう一段大きくステップアップするのでは?という予感。

他の選手もそれぞれ、順調に調整中という感じがしたので、次のシーズンが楽しみだ。

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