「技量審査場所」最終日
今場所は、「技量審査場所」などという、中途半端な位置づけなので、最終日を「千秋楽」と呼んでいいのかどうかすらわからない。
とりあえず、横綱の白鵬が優勝して、連続優勝回数を歴代1位に伸ばしたので、それなりに開催できて意義はあったと言えるかもしれないけれども。
でも、相撲は土俵上の取組だけではなく、さまざまな独特の文化が付随しているので、こんな無味乾燥な「試合だけ」みたいな場所は今場所限りにして、来場所からは普通に開催して欲しい。
入場料無料にしたら、ものすごく多くの人が観覧に行ったらしいけれども、これで今まで相撲になじみのなかった人が、相撲の面白さを知ってくれれば、それはそれで意義のあることだったろうと思う。
でも、できれば、来場所からはテレビ放送を復活して欲しい。
体力的な問題で、観覧には行けないけれども、本場所が始まったらテレビにかじりついて夢中で見ている、我が家の老人のためにも。
今場所は、優勝パレードもなしだったようだけれども、オープンカーに乗って記念写真は撮ったらしい。
旗手は、今場所新入幕で大活躍した魁聖。白鵬と同門の関取は他にもいるけれども、今場所は確かにこの人が適任。普通の場所だったら、そのままパレードもできてよかったのにね。残念。
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