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ジャパン・スーパー・チャレンジ

ジャパン・スーパー・チャレンジを観に、名古屋へ。
ガイシアリーナは二度目。今回は、近くのガイシホールで同じ時間帯にコンサートがあって、小さな笠寺駅は臨時の人出に飽和状態。

ノービスからシニアまで、トップ選手12人が赤青2チームに分かれて団体戦方式で行われるジャパン・スーパー・チャレンジ。
試合のような形式で行われる、一種のアイスショー。
それぞれの選手が滑っている内容は、エキシビションと同じなので、なかなかいいのだけれども、イベント自体がなんとなく中途半端な気がする。

勝ち負けは別にして、会場の一番後ろの席から全体を見ていて、一番感動した演技は青チームの最後に滑った真央ちゃんと、その前に滑った織田くん。
真央ちゃんの演技は、とにかく可憐で息を飲むほど美しかった。
織田くんは今季のエキシビのプログラムを滑ったのだけれども、このプログラムは、会場の後ろの方の席に座っている人ほど感動するものかもしれない。何度か見ているのに、昨日まで気づかなかったけれども、このプログラム、360度の会場のどこに座っている観客にも、公平にアピールしているし、必ず目が向けられる瞬間があるようにできている。自分に集中して演技内容で観客の目をひきつけるのも、エキシビの一つのありようだと思うけれども、織田くんのこのプログラムのように、すべての観客に向き合って滑ってくれていることを感じさせるというのも、エキシビのプログラムとしては、ありではないかと思った。

特別審査員の熊川さんが、町田くんのエキシビプログラムを褒めていた。真面目なカタブツ男が、カラを脱ぎ捨てて今宵は踊り明かそう、というコンセプトで作られたストーリー仕立てのプログラムで、面白かった。踊りのセンス抜群な町田くんならではのプログラム。

私としては、青チームの演技が印象に残ったけれども、結果としては赤チームが勝利。
まあ、赤チームには安藤さん、高橋くん、羽生くん、明子ちゃんなどなど、個性のはっきりしたスケーターでファンも多いメンバーが集まっていたから、一般観客の投票を入れると、こういう結果が出るのは理解できる。
でも、多分、チームとして考えると、青チームの方がまとまっていたかも。チームリーダーの織田くん、団体戦好きだものね。織田くんが参加している団体戦は、チームの人たちが楽しそうで、私も観ていて楽しいから好き。

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