全日本選手権 1日目
今日はペアと男子シングルのSP。
ペアは1組しか出場しないので、順位もへったくれもない。あとは出来の問題。
見るたびごとに、どこかしら上達しているので、頼もしい。
男子シングルの滑走順は、なんとなく不思議。
どうやって決めたのかわからないけれども、ある程度、レベル順になっていたよう。
完全にくじびきで決めた場合、とんでもなく上手な人がそれぞれのグループに分散していたりするけれども、今日の滑走順は、最初の方の組の人は、「おおお!」と感激するような人はいなかったかも。
それでも、昔に比べると、全体的にレベルが高くて、日本の男子もすごいなあと思った。
ジャンプの出来の関係で、順位はたいして上の方ではなかったけれども、印象に残ったパフォーマンスをした人が二人いる。
一人は、第3グループ先頭で滑った佐々木彰生くん。パフォーマンス力、表現力はジュニア時代からずばぬけていたけれども、独特の個性は今も健在。
衣装が、全身シマウマのような黒白の横縞。6分間練習の時から目立っていた。演技も理屈ぬきで楽しかった。
もう一人は、近藤琢哉くん。第5グループという、小塚くんや高橋くんらトップクラスの選手の多いグループでの滑走だったので、ジャンプのイマイチ感はあったけれども、ルパン3世になりきった演技は、これまた理屈ぬきで楽しかった。
二人とも、明日の滑走順は真ん中くらいなので、また明日も気楽に注目して見ていようと思う。
表彰台をねらう人たちの演技は、第5グループから。最初の滑走者の羽生くんがほぼ完璧な演技。
高橋くんは、どう見てもジャンプがイマイチ調子が悪く、羽生くんの点数に及ばず。私の隣席の人が、「まだ世代交代には早い」と嘆いた。私もそう思う。明日のフリーで頑張って欲しい。
このグループ最終滑走だった小塚くんが、文句のつけようのない滑りを見せて、堂々ダントツの首位。
いつもながら、見ていてうなってしまうくらい見事なステップ、スケーティング。
第6グループは、村上大介くんも、町田くんも、無良くんも、なかなかいい演技。
でも、6分間練習できれいにジャンプを降りていたので、好調そうな織田くんは、もう少し上に行くよね?と楽観的に考えていた。
その織田くん。果敢に4回転に挑んで転倒。3つ目のルッツの後ろに3トゥループをつけたので、コンビネーションジャンプは挽回。これでなんとか…と思っていたら、ステップで転んだ。びっくり。でもまあ、とりあえず3位。羽生くんとは、フリーで挽回できない点差ではないので、明日のフリーではがんばってほしい。
中庭くんと南里くんは、今季がアマチュア最後とか。明日はしっかり見ておかなくては。
| 固定リンク