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正気と狂気のはざま

一年間、机を並べて仕事していた人が、暴行事件を起こした。
もともと、かなり独特な人ではあったし、他人を殴った蹴ったという問題を引き起こし、処分を受けるのも、実はこれが初めてではないという人物。
でも。
カーッと頭に血がのぼって・・・というわけでは、なさそうだ。殴る蹴るをしている最中でも、妙に本人は冷静だったから。

後になって、ある人が「あの人、病気よ」と言った。
心の病だと、言いたかったらしい。
でも。
病気の人が、後から自分の行為を振り返って、起こったことを詳細に説明できるのだろうか。

正気と狂気の見極めは、どのようにしてするのだろう?

ともあれ、事件の目撃証言をするには、自分は極めて不適当だということを認識した、先週の出来事とその顛末だった。
人は、自分の常識の範疇を越えた言動については、見聞きしていても、しっかりと認識も記憶もできないものらしい。

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