オリンピック アイスダンス オリジナルダンスなど
実は、今年のオリンピックで、男子シングル以外で私が最も楽しみにしていたのは、アイスダンスのオリジナルダンスだった。
今年のテーマがカントリーダンスで、どの組もそれぞれ、民族色を色濃く反映した、楽しいプログラムを用意している。
ある意味、なんでもありのフリーよりも、楽しい。
それなのに。
先月、オリンピックの放送予定を見てみたら、地上波はともかくBSですら、放送がない。
日本から、選手を送っていないわけでもないのに。
2日前のコンパルソりーは放送があったけど、コンパルねえ。コンパルよりもオリジナルダンスの方が、素人目には楽しいと思うケド。何でこれを放送しないよ?
まあ、放送がないものはないので、モンク言うヒマに、一組でも多く放送してくれそうな番組を探して、とりあえず録画する方が建設的だ。ねらうならばNHKか。
ということで、1位~3位までの組と、リード姉弟の演技は、とりあえず見ることができた。
最近のアイスダンスは、けっこう派手なリフトが多い。
フクザツで危険を伴うようなハードはリフトはペアで十分なんだけどなあ。
派手なリフトをした方が高得点をねらえるからするのだろうけれども・・・。
私は、アイスダンスは、プログラムの表現上必要な最低限のリフトでいいような気がする。
男子の4回転論争は、どうなってしまうのだろう。
プルシェンコも、4回転ジャンプの重要性を唱えるならば、難度の低いジャンプも完璧に美しく跳び、モンクのつけようもないような演技をしてから、言うべきだったと思う。それならば、もっと耳を傾ける人も多かっただろう。
4回転は要らない、3回転半までで十分なんて考えている人は、いないのだから。
でも。今回のオリンピックのプルシェンコの演技には、正直言ってがっかりした。
あれだけ大口を叩いたのならば、3回転ジャンプをすべて軽々と美しく跳び、その上で4回転ジャンプも美しく決めて欲しかった。美しいポジションでの高速スピンも見せて欲しかった。
今後の大会で、表現力がありスケーティング技術に優れ、ジャンプも美しく跳べる選手に、一度でいいから、アクセルを含めたすべての3回転ジャンプを美しく決め、なおかつ4回転ジャンプも決め、スピンもステップもハイレベル、という演技を見せて優勝してもらいたいと思う。
そうすれば、ジャンプのみ得意な一部選手の遠吠えではなく、男子シングルは本当の意味で、次のステージに進むことができるだろうと思う。
叶えてくれるのは、大ちゃんでもいい、ランビエールでもいい、トマシュでもいい、織田くんでもいい、小塚くんでもいいし、まだ世界に知られていないフレッシュな選手でもいい。
誰が成し遂げたとしても、世界中の誰もが、惜しみなく称賛できるだろう。
でも。織田くんがいつかそういう演技を見せてくれたら。それはもう、この上もなく嬉しい。
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