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GPファイナル 2日目

今日は、予定通り午後から休暇をとって、最初のジュニアの男子シングルのフリーから観戦。
中村健人くんは、ジャンプが絶不調で、今日も出来はイマイチ。
でもまあ、ファイナルに出られただけでもすごいと思う。
中村くんを含めて、最初の2人がジャンプ不調だったので、3人目に滑ったリチャード・ドーンブッシュが3アクセルを決めた瞬間、会場中が「おおおー」と歓声がわきおこったのが、ちょっと可笑しかった。
結局、羽生くんが優勝。
滑り終わった時は、そこそこいい演技だった、という程度の感想だったのだけれども、結局最後に滑った中国の宋選手も羽生くんの点数を超えることなく、1位。
本人もびっくりだったみたいだけれども、自国開催の大会で自国の選手が力を出すのを見るのは嬉しい。

整氷時間をはさんで、ジュニアのペアのフリー。
昨日のSPを見ていない分、なんだか新鮮な感じ。
ペアの女子の選手は、シニアでも全体的に小柄だけれども、ジュニアの選手はまだ子どものよう。
ジュニアでも、中国が2組出場していて、中国は次世代もペアは強そうだ。
結局、中国の隋&韓ペア(←こういうふうに書くと、なんだか王朝併合みたい。)が優勝。
日本の高橋&トラン組が2位。
実際、高橋&トラン組は、ジュニアとしてはなかなかいいレベルだと思うけれども、やはり中国のペアは、いろんな意味ですごかった。

整氷時間をはさんで、いよいよシニアの男子シングルSP。
ジュベールの欠場によって、急遽出場が決まったトマシュ・ベルネルは、さすがにちょっと精彩を欠く演技だった。
でも、その後の滑走者は、まれに見る名勝負になって、特に、1位だった高橋くん、僅差で2位だったライザチェック、3位だった織田くんまで、ほぼノーミスで、それぞれSBを更新する見事な滑り。90点にせまる高得点を高橋くんが叩き出した時には、何かの集計ミスかと思ってしまったけど、そんなことはないらしい。こんな高得点も、出すことは可能なのね。ちょっと感心。
録画しておいたテレビの放送を見るのも楽しみだし、明日のフリーを見るのも楽しみ。

整氷時間をはさんで、シニアの女子シングルSP。
男子があまりにもハイレベルの戦いをしていたので、1番滑走の鈴木明子ちゃんが、なかなか感動的な演技をしたのに、出た点数が50点台で、会場中にどよめきが走った。
まあ、でも冷静になって考えれば、やった技のレベルやジャンプの回転数が足りていないことを考えれば、妥当な点数だったのだけれども。
その後の、アシュリー・ワグナーの点数を見て、やっとみんな普通の感覚に戻った感じ。
女子は、結果的には、キム・ヨナがジャンプでミスをしたので、目立ったミスのなかった安藤さんが1位に。

整氷時間をはさんで、シニアのアイスダンスのフリー。
イギリスのケア姉弟は、今日も独特の演技。なかなかいい感じに滑っていたのに、結果は4位。
優勝したアメリカのデービス&ホワイト組は、フリーは「オペラ座の怪人」で、とっても「らしい」演技。ただ、フリーだけで見ると、カナダのバーチュー&モイヤー組が1位。SPの貯金で逃げ切ったけれども。
カナダのバーチュー&モイヤー組の演技は、昨日も思ったけれども、独創的で少々アクロバティックなリフトが多い。点を稼げるのかもしれないけれども、私はしっかり「滑り」をする演技が好きなので、残念ながらあまり好みではない。アクロバティックなリフトはペアには勝てない。リフトに制限のかけられたアイスダンスの見所は、やはり「滑り」にあると思う。

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