GPファイナル 3日目
今日は昼すぎに、ジュニアのアイスダンスのオリジナルダンスから始まった。
今年のオリジナルダンスは、地域色豊かで、ジュニアの演技でも、見ていて楽しい。
カナダのラルフ&ヒル組。結果はSP4位だけれども、男性のアッシャー・ヒルが黒人だからだと思うけれども、アフリカの音楽を使っていて、雰囲気もバッチリ。楽しい演技だった。
アメリカのシブタニ兄妹は、二人ともかわいらしい顔立ち。日系なので、日本の曲を使っているけれども、祭りのイメージはけっこう踊りやすいらしい。身長差があるので、リフトも軽々。でも、今だけだろうなあ。SP終わって2位。
整氷タイムをはさんで、ジュニアの女子シングルのSP。
8人中、アメリカ4人、ロシア3人、日本1人という、2大国にはさまれてどうする日本!?な感じ。
でも、アメリカの4選手のうち2人はアジア系だったから、村上佳菜子ちゃんが「外人さん」の中に一人東洋人、という感じにはならなかった。
その村上佳菜子ちゃん。なかなかいい滑りをして、SPは2位につけた。
整氷タイムをはさんで、シニアのペアのフリー。
圧巻の滑りを見せたのは、優勝した申雪&趙宏博ペア。
スロージャンプは、高さ着氷ともに、見事だった。惜しむらくは、サイドバイサイドのスピンが少し乱れたことだけれども、それ以外は、すべてがすばらしく、演技が終わったら、関係者席を含む会場中がスタンディングオベーション。
整氷タイムをはさんで、シニア男子シングルのフリー。
チェコのトマシュ・ベルネルは、今日も絶不調でジャンプが全然決まらない。
演技が終わってからもうかない顔で、あんなに元気のないトマシュを見るのは初めてかも。
ジェレミー・アボットは、なかなかいい演技をしたけれども、昨日のSPが、上位と点差がありすぎて、挽回しきれず、結果は4位。
ジョニー・ウィアーも、なかなかいい演技をして、会場中が湧いたけれども、ジャンプの難易度があまり高くないことや5コンポーネンツの点数が伸びきらず、それでも結果は表彰台にのる3位。
そして、2位は織田くん。全体的にいつものスピードがなかったことと、後半の3アクセルと2アクセルがそれぞれ1アクセルになってしまって、点が伸びきらなかった。それでも、表彰台にのった。お見事。
そして、織田くん。オリンピック出場内定、おめでとう♪
優勝はライザチェック。3アクセルを一つ失敗はしたものの、全体的にいい出来。この人、ひょろひょろしていてジャンプが跳びにくそうな体型をしているのに、けっこう成績が安定していることが、すごい。
高橋くんは、最終滑走だったから、ということもないと思うのに、1つ目のジャンプは4回転に挑戦して失敗したところまではともかくとして、その後の1つ目のスピンで、何やら様子がおかしい。途中でやめるのか?と一瞬心配になったけれども、なんとか続けて、でも、その後、ジャンプにミスがいくつかあって、結局5位。なんだかなあ。昨日のすばらしい演技を見た翌日なので、ちょっと納得がいかない。
全日本では、もっといい演技が見られることを期待している。
整氷タイムをはさんで、シニアの女子シングルのフリー。
鈴木明子ちゃんが、会場中がスタンディングオベーションをする、すばらしい滑りをして、3位まで順位を押し上げ、ファイナル初出場で表彰台にのる快挙。
でも、残念ながら、オリンピック内定は、安藤さんの方に。安藤さんも、なかなかいい演技をして、手堅く2位。
キム・ヨナは、今日も若干ミスがあったものの、それでもフリーで1位になり、優勝した。さすが。
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