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GPファイナル 余話3

イタリアのジュニアのアイスダンスのシモーネ・バトゥリ氏。SPの時に、リンクに出てきたら、いきなりアリーナ席のお客さんの方に近寄り、愛想を振りまいていた。
ロレンツァ・アレサンドリーニが手をひっぱってリンク中央へ。
妙にノリのいい演出?と思う間に、演技が始まった。
ところが、バトゥリ氏、転ぶこと2回。アイスダンスで転倒ねぇ。いや、もしかして、これも演出?・・・なんて思っちゃったけど、ホンモノのミスだったらしい。SP終わって最下位。
翌日のフリーは、とても無難に滑った。
あまりに無難すぎて、最初は気づかず、滑り終わってキスクラで顔を見てはじめて、「ああ、あのひょうきんなイタリア男だ」なんて思ってしまった。

10月のさいたまアリーナでのジャパンオープンは、空席が目立っていたというのに、今回のGPファイナルは、ほぼ満席だった。
本当に久しぶりに、場外で「チケット譲ってください」の紙を持った人を何人も見、ダフ屋も見た。
すごく不思議だったのは、「譲ってください」の人と「譲ります」の人が、並んで立っていたことで、あなたたち、お互いに商談をすれば、成立しそうなのに・・・。

今回、土日は同じ人が隣りだった。
見ず知らずの人だったけれど、とても自然体で選手を応援して演技を楽しんでいて、時々楽しそうに話しかけてきてくれたので、私も一緒に楽しめた。
それにひきかえ、金曜日に私のななめ後ろの席だった人には、ほとほと困った。
彼女と選手の出入り口&リンクを結ぶ線上に、私の頭があったらしい。
ジュニアの試合中に、トントンと肩を叩かれ、「椅子に背中をつけて座ってください!」
私は決して前のめりになって見ていたわけではなく、ただ、長時間座っていても腰痛が悪化しないよう、重心を身体の真ん中に置いて、普通に座っていただけだったのに。
普通、前の席の人の頭や背中が邪魔になったとしても、ある程度は自分の座る位置を調整して見やすい位置を探すものだと思うのに、立つにしろ伸び上がるにしろ、後ろを気にする必要のない最後列の席に、どっかり座って、他人の座り方に難くせをつけるとは何よ?と思ったけれども、せっかく観戦に来て、リンクが見えなければ、それはそれで申し訳ない。
仕方ないので、その次の滑走者から、選手がリンクの中にいる間は、背中を丸めて椅子の背にぴったりつけて座るようにしたけれども、私にとっては、腰に負担がかかりすぎる不自然な姿勢なので、とても長時間は続かない。
選手がリンクから出たら、少し姿勢をかえて腰に負担がかからないようにしていたら、また後ろからトントン。「あの~、リンクサイドの先生たちの様子とかも見たいので、しずんだままでいてくれます?」
さすがにムカッとして、振り返って「席を交代しましょう!」と言ったら、「いえいえ、それはいいです」。そっちがよくてもこっちがよくないよ!・・・とキレて、それから後は、後ろへの配慮はナシにした。でも、それからは何も言われなかった。あれは、何だったのだろう?
それはそうと、不自然な姿勢で座っていた後遺症は今でも。
今年はこれまで、あまり痛まずに過ごしてこれていた、腰と左脚がしんどい。
毎晩お風呂で温めて、少しよくなったけれども。

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