メダリスト・オン・アイス2009
全日本選手権が終わって、一夜明けてのMOI。
ジュニアも含めて、表彰台に上がった選手のエキシビション大会。
今年ノービスからジュニアに上がったばかりで3位入賞してしまった、まだ小学校6年生の宇野昌磨くん。一人、ちっちゃい。
ジュニアの3選手が一緒に滑っている時は、他の二人が保護者のよう。
ショー用のライトの中で滑るのは初めて?という感じで、ジャンプの失敗もあったけれども、しっかり滑っていて頼もしい。
男子、女子の順に、ジュニアの上位3選手が演技、ペアの高橋・トラン組の演技も含めて、シニア顔負けのなかなか堂々とした演技。今のジュニアの選手たちは、この年齢から「見せる演技」になれているということが、頼もしい。
村主さんの演技で第1部が終了。整氷時間をはさんで、第2部。
四大陸選手権のみに派遣になる南里くんと町田くん、それから世界選手権にも派遣される友加里ちゃんの演技があって、その後はオリンピック派遣選手の演技。
まず、アイスダンスのリード姉弟から。ここから後の人たちは、もれなくアンコール演技つき。
小塚くん、安藤さん、と滑り終わったところで、二人まとめてインタビュー席へ。
その次に織田くん、明子ちゃんが滑って、また二人一緒にインタビュー席へ。
高橋くんと真央ちゃんは、それぞれ一人ずつ別々にインタビュー。
この公演のために、特別編成のオーケストラが組まれたけれども、生演奏の伴奏で滑ったのは、安藤さんと織田くんと高橋くん。
突然だと、やっぱり準備も難しいから、仕方ないのかもしれないけれども。
織田くんは、新しいエキシビナンバーの「Smile」。「モダンタイムズ」からチャップリンつながりの曲だけれども、どちらかと言えば、情感たっぷりに滑れる曲だから、けっこういいかも。
おそらく、フリーのチャップリンが印象が強いだろうから、エキシビまでコミカルにやってしまうと、しっとりした曲も滑れることを、世界の人たちに知ってもらえるチャンスがなくなってしまうと思うので、「オースティンパワーズ」よりもいいかも。
跳んだジャンプがどれもきれいで、うっとり見入ってしまった。
この曲の歌詞も、織田くんが滑ると、ものすごく説得力があるし。このエキシビナンバー、やっぱり、とてもいい。
ラストで、フジテレビのオリンピック応援ソングを歌うという、大塚愛がステージに出演して、選手たちもびっくり。
さすが、みんなノリがよくて、リンクの雰囲気は一気にコンサート会場の客席のように。
フィナーレで、高橋・トラン組が手をとりあってダンスを始めたら、織田くんが明子ちゃんと組んで即席でダンスを踊りはじめ、他のみんなもそれぞれ男女で組んでダンスパーティーのように。
高橋くんと真央ちゃんのツーショットなんて、映像的においしい組み合わせ。
観客も見ていてとても楽しいエキシビだった。
| 固定リンク