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Japan Open 2009

さいたまスーパーアリーナに、Japan Open 2009を見に行ってきた。
例年は春に行われていたこの大会、今年は4月に国別対抗戦があったため、この時期に。
GPシリーズがはじまる直前なので、当然のことながら、GPシリーズ前半戦に参加する海外のトップ選手の参加はなかった。
しかも、アマチュア選手は、シーズンを通して滑りこんできたプログラムではなく、これからの大会に向けての「試し」に滑っていた感じがあるので、息をのむような見事な演技を目の当たりにしよう、と思って会場に足を運んだ客は、ちょっとアテがはずれたかもしれない。

北米、欧州、日本の3チーム、男女それぞれ2名ずつがフリープログラムの演技をして競ったのだけれども、北米チームのジェフリー・バトル、日本チームの本田武史がプロ。それ以外はアマチュアというメンバー構成。
新採点方式になってから引退したジェフは、新採点に対応したプログラムを持っているからいいけれど、武史は昔の採点方式の時代の選手だから、けっこう今の採点方式での試合はキビシイ。
往年の名プログラム「アランフェス」を滑ったのだけれども、ステップの要素を入れるために、私が大好きだったプログラム中盤のスプレッドイーグルから3アクセルの部分がなくなっていたことと、スピン要素を入れるためにラストの振りも変わっていたのが、残念だった。
結局いい点数もでなかったけれど、でも、このプログラムを滑るために、かなりしっかり滑り込みをしたことは見てとれる、いい滑りだった。

ジェフのプログラムは、いつもながらお見事。
このレベルの大会だと、4回転4回転って言われないから、本人も気楽だろうし、見ているこちらも安心して演技を楽しめていい。

アマチュア組は、真央ちゃんを含めて、まだまだ全体的に仕上げ途中な感じで、これを見ただけで「もうダメ」とか言われたら、気の毒。
成長著しいというか、もっと滑り込んだらとてもステキなプログラムになりそうだったのが、小塚くんのプログラム。
次に大きな大会で見る機会を、楽しみにしている。

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