アフィリエイト考
この「日記」をブログ化した当初は、本当に文字ばかりのブログだった。
色気もそっけもないので、ちょっと画像が欲しいと思った。
自分の好きな本や雑誌の表紙の画像を、ブログに貼って紹介したいと思った。
でも。
私が掲載したいと思っている写真や画像は、他人様の「著作物」だ。
著作権者の許諾なくして、勝手に掲載することはできない。
本当は、個人のブログで、そんなおカタイことを言わなくても・・・と言いたいところだが、職場では、公的なHPだからということで、本の表紙の画像などを掲載する場合は、きちんと掲載許諾をとる手続きをしている。
それなのに、家に帰って一個人になったとたんに、バンバン著作権を無視するような行為はできない。
だけど、一々許諾をとるメンドウな作業をするのは、職場だけで、もうたくさん・・・。
そこで、ふとひらめいたのが、アフィリエイトだ。
本を販売するための「広告」として使うために、画像は会社の方ですでに著作権者からの使用許諾処理済だ。
できれば、なるべく余計な広告文字がない「画像オンリー」のものを使いたいが、会社の方も「商売」のために画像を提供しているので、どうしても「買う」ボタンは表示されるようになっている。
「買う」ボタンは気になるが、欲しい画像がそろっていて、各種手続きがシステマティックになっていて、貼りたい物を簡便に選べるなど、私の求めている条件にあてはまったので、このブログのあっちの画像、こっちの画像はみんなAmazon提供のものを使わせてもらっている。
そもそもが、「ブログの飾り」のような意味合いで貼りはじめたものなので、ちっとも売れなくても、特に気にしたことはない。
「色どり」なので、貼ってあるものよりも新しいものが刊行されていても、データはあるが「画像」がない場合は、あえて新しいものに差し替えず、そのままにして、最新号は裏の「バックナンバー」のページの中に、備忘のために貼っておくこともある。
実際、いつまでたっても「画像」が表示されないものもあるので、最後まで表のページに貼れないものもある。
ところで。
先日、とあるBBSで、「訪れた人にモノを買わせるためのアフィリエイトが貼られているような、アヤシゲなサイトにリンクを張ってケシカラン」というニュアンスのカキコミを見た。
ハテ?本当にそうだろうか?
今どき、アフィリエイトの貼っていないサイトの方が少ないと思う。
自前のサーバを持っていない限り、HPやブログを作ろうと思ったら、必ずどこかのサーバを使わせてもらう必要がある。
基本的には、その「場所」の「使用料」が発生するわけだ。
無料で使えるところもあるが、その場合は、代わりに広告(アフィリエイト)などを貼ることが義務となっていることが多い。広告料と「場所」の使用料で相殺している仕組みだ。
自前でサーバを維持していれば、それはそれでお金がかかる。維持費のために、多少の広告収入をアテにして、何が悪かろう?
ブログもHPも、中身が肝心であり、「広告」満載でも、公益性の高いまっとうなサイトは、たくさんある。
そのカキコミで指摘されたサイトは、アフィリエイトではなく、中身の方が少々アヤシゲで違法のニオイがしていたのが問題だったのだけど、ブログやHPを持たない人には、そのカキコミを読んだ限りでは、そこらへんのところが正しく理解されなかったのではないかと、少し心配している。
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