ワールド・チーム・トロフィー エキシビション
団体戦のエキシビ出演者って、どうやって決めるのだろうかと思っていた。
行ってみたら、優勝チームのアメリカは全員、開催国日本も全員、他は各種目上位4位までが出演だった。
招待選手は、各種目1組ずつ。女子のレピスト選手が直前に欠場することになったので、急遽、鈴木明子選手が出演した。
トップで滑ったけれども、あのタンゴは何度見ても心が熱くなる。
いきなりろくな調整もなしで、シーズンオフに入ってからの演技だったわりに、ジャンプにもミスなく滑り、すばらしい滑り。
第1部中盤で滑る予定だったカナダのペアのデュベ&デビソン組が、滑りはじめてさほど経たない時間にやったスロージャンプの着地で転倒して、はずみでデュベ選手が顔を強打して起き上がれず、デビソン選手に抱き上げられてリンクサイドへ。
その後、意識はあったけれども、大事をとって病院に搬送されたとのこと。
ペアのジャンプは、自分の跳躍能力以上の高さを跳ぶアクロバット的なところがあるから、つくづく怖い。
観客の目前での事故だったので、会場が静まりかえったけれども、次に出てきた小塚くんが、きっちり小粋に滑って、次第に会場の雰囲気も元に戻り・・・。
一流の選手の力はすごい。
それぞれに見所満載のステキなエキシビだったけれども、息を飲んで夢中で見入ってしまったのは、織田くん、ランビエール、ライザチェック、真央ちゃん。
織田くんのトスカは、おそらく今期最高の出来で、山ほど跳んだジャンプはすべてあぶなげなく跳び、情感たっぷりに滑った。
観客は息をひそめて見入っていて、終わってから湧き上がった拍手が感動的だった。
一年前には、こんなに感動的な滑りを見れるようなところまで来られるなんて、想像だにできなかったことを思うと、感慨深い。
ランビエールのプログラムは、相変わらずランビエールの世界ムンムン。
ライザチェックの演技は、とてもすばらしい。
特に、足をぴんと伸ばしてまわるスピンが絶妙!
真央ちゃんは、いろいろな意味で、本当にすばらしい。
あの若さで、堂々とトリをつとめることができるところが、本当にすばらしい。
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