全日本選手権 男子フリー＆女子SP

午後から長野ビッグハットに行ったので、私が到着した時は、安藤さんの演技が終わって、ちょうど真央ちゃんの演技がはじまる直前。
最初の３－３のコンビネーションジャンプが、最初のジャンプの着氷があやしくて、２つめのジャンプに入れずにシークエンスになってしまった。
それ以外に目立ったミスはなく、点数的には安藤さんを上回っていた。
そして、その後で、友加里ちゃん。
上出来のできばえで、会場で見れてよかった！という感じ。
真央ちゃんにミスはあったとはいえ、SP１位はお見事。
鈴木明子ちゃんも、がんばったけれど、NHK杯の時と比べると、ちょっと勢いが足りなかったかな？
村主さんの演技を見そびれたのが、残念。

女子シングルの間は、客席はかなりうまっていたのに、女子の試合が終わったとたんに、パラパラと立って帰る人が・・・。
みんな～、せっかくだから、男子も見て帰ろうよ～。
男子も、面白いのに。
とはいえ、下位からの滑走で、第２グループあたりまでは、ジャンプのレベルもそんなに高くないし、わりと気楽に見ていたのは事実。
柴田くんが、あの滑走順であの順位というのが、ちょっと寂しかったけれども。
第３グループから、テレビカメラも撮影開始。
中庭くん、よく頑張ったと思うけれども・・・若手選手が上がってくる中で、本当によく健闘したと思うけれど・・・ちょっと残念な結果。
第４グループの１番滑走だった町田樹くんの演技は、私としては特にステップのあたりが、すごく好きなので、後で地上波の放送をチェックしたら放送されなかったのは、とても残念。
確かにジャンプは・・・だったけれども、スケートは本当にステキだったのだけれども、ね。

第４グループの２番滑走だった織田くん。
ウォーミングアップの６分間で、４－３を跳んでいたので、いけるかな～とも思ったけれども、最初から少しスピードがいつもより遅いし、かなり緊張している様子。
ジャンプへ入るスピードも遅かったので、ちょっと心配していたら、やっぱり着氷がうまくいかなくて転倒。
でも、それ以外は、すべてが素晴らしかった！

無良くんが３アクセルを失敗した時は、何が起こったの？というくらいビックリしたけれども、もっと驚いたのは、２つ目の３アクセルを失敗した後で、その次のジャンプを３アクセルに変更して跳んで、コンビネーションとして成功させた時は、無良くんが３アクセルに対してもっているこだわりと、挑む気持ちがすごいと思った。

小塚くんの演技直前のコンピュータの不調のハプニングは、ちょっとハラハラ。
４回転ジャンプは、織田くんと同じ転び方をしたけれども、小塚くんも、その後の演技は、２つ目の３アクセルがシングルになった以外は、お見事。
特に、ステップなどの際のエッジの深さ、ターンの切れ味の見事さ。ホレボレとして見てしまった。

表彰台の一番上の織田くんを見ながら、３年前の代々木での全日本選手権の表彰台を思い出していた。
あの幻の表彰台・・・織田くんの初々しい晴れ晴れとした笑顔・・・。
今日の織田くんの笑顔は、決してあの時の笑顔と同じものでもないし、あの時と同じような嬉しい気持ちではないのかもしれないけれども、でも、３年間努力して、成長して手に入れたものは、あの時手にしたものよりも、もっともっと素晴らしいものだと思う。