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全日本選手権&メダリスト・オン・アイス 余話

結局、今回の大会のために、長野まで3往復したことになる。
最初は男子シングルSPのために日帰り。
最終の新幹線に間に合うように、最終滑走の南里くんの演技が終わったら、即、会場から出た感じ。
2回目は、男子シングルフリーの日だったので、表彰台まで見終わると深夜になるので、長野で一泊。翌日朝の新幹線で帰宅。
最後のMOIのための往復は、とてもハードだった。なにしろ、行きは完全に帰省ラッシュにひっかかり、自由席では座れず、指定席の車両のデッキに座り込んで長野まで。
帰りはゆっくり一泊してから帰ることにしたのがアダとなり、JRのシステムダウンで新幹線がストップしていたため、「しなの」で松本まで出て、そこから「あずさ」で新宿まで。座れたからいいものの、時間はしっかりかかった。

全日本選手権は、いつものこととはいえ、男子の試合の日はけっこう空席があって、ちょっとさびしい。
女子に劣らず、けっこう見ごたえあるのに。
もっとも、チケットとるのが大変になるのも困るので、ほどほどの人気でもいいかな?と、自分勝手なことを考えつつ。

MOIは、さすがにほぼ満席だったけれども、今回の席は最悪。
座席的には、いつもと同じく、コストパフォーマンスのよい席だったけれども、両脇に座っていた人が悪かった。
めずらしく両脇とも男性だったことはともかくとして、左の男はオタク、右の男はどうしようもないオヤジ。
左のオタク男は、終始選手を双眼鏡で見ていて(←視野せまっ!)、私が少し身をのりだすと、「座席に背をつけて座れませんか?」。アンタの双眼鏡がつき出ていることの方が、よっぽどハタメイワクなんだよ!とは思ったけれども、必要以上に口をききたくなかったので、ぐっと飲み込んだ。
右のオヤジは、選手のパフォーマンスに対する姿勢は、まずまずだったけれども、一部の選手のインタビューの時に「フン」という態度でブツブツ何かつぶやいていたのと、ランビエールの演技中にずーっとモンクがましいことをエラソーにブツブツとつぶやき続けていたのが、カンにさわった。
私だって、テレビ放送ありきのプログラム構成にはギモンを感じるし、ランビエールとダンサーと、どちらを見てよいのかよくわからないこのコラボレーションはどうかとも思うけれども、お茶の間で見ているのではないのだから、少なくとも演技中は、他の観客のためにも、静かに見るべきだと思う。
というわけで、オヤジの方は、ブツブツ言い始めたら、ささやかに靴を蹴飛ばして、オヤジに対する「抗議」の意思表示をしておいた。
でも、カンにさわるオヤジだったけれども、現役選手に対しては一応の敬意は払ってくれていたようで、ランビエールの演技ではブツブツ言っていたけれども、織田くんの「トスカ」が終わったら、私と一緒に立ち上がってスタンディングオベーションしてくれたから、ちょっと許してあげようかな・・・。

MOIが終わった後、選手が皆退場したので、「あー、終わった~」と荷物をまとめて帰ろうとしたら、男子の選手(遠くてよく見えなかったけれど、町田くんかな?)が滑り出てきて、それから後は、わらわらと男子の選手が出てきて、プチ「ジャンプ大会」になってしまった。
みんな4回転とか3アクセルとか、自分が「挑戦中」なジャンプをかわるがわる跳んで、小塚くんが4回転を両足着地、織田くんは会場に残っていたお客さんの熱い手拍子があがったけれど、残念ながら転倒。
でも、このノリのよい仲のよさが、いいなあ、今の男子の選手たち。

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