NHK杯 初日
今日は、男女シングル、ペアのSP、アイスダンスのコンバルソリーとオリジナルダンスがあった。
チケットは通しだから、午後から休みをとって全部見たいところだったけれども、ちょっと事情があって、アイスダンスのコンパルソりーとペアSPは、残念ながらパス。
男子シングルSPからの観戦となった。
最初の2~3人の演技を見そびれたのが残念。
とりあえず、席に落ち着いて一息ついたころに、南里くんの演技が始まった。
高橋くんの代わりの急な出場で、調整期間が十分ではなかったと思うけれども、よく頑張ったと思う。
第一グループ最後の滑走だった無良くんは、すばらしい出来だった。
すごかったのは、やはり、3アクセル。ジャンプは全体的に飛び上がる高さが尋常ではなくてすごかった!
第2グループに入って、織田くん登場。
6分間ウォーミングアップの間も、ひときわ小柄できゃしゃで、他の選手とぶつかっちゃったら飛ばされそう・・・となんだかヘンな心配をしてしまった。
演技前は、見ているこちらの方も、とても緊張したけれども、全体的に丁寧に落ち着いてジャンプを跳んでいたし、スピンも軸のぶれないきれいなスピンだったし、よく仕上がっていたと思う。
一つ、発見したのは、ラストのストレートラインステップは、リンクを対角線に使う(より長い距離を滑る)ものだということ。
通常、ストレートラインステップは、真ん中から始まって、真ん中で終わるパターンが多いので、なんとなくいつも、「どこ行っちゃうの~??」な感覚で見ていたけれども、ルール的には対角線を使ってもOKなわけだし、昨日見ていた限りでは、ちゃんと「対角線」になっていた。
やはり、リンクで見ないとわからないものだなぁと、しみじみ。
もっとも、この部分、チャンピオンス・オン・アイスの時は、リンクが狭いためか、サーペンタインで滑っていたのだけれども。ちょっと不自然なサーペンタインだったので、試合でもう一度見たいと思っていたら、案の定、本来はストレートラインステップだった。
結果は、SP終わって1位だったので、ちょっと安心。
他の男子の選手で、面白かったのが、スウェーデンのシュルトハイス選手。
お姿も、プログラムも、なんというか前衛的で斬新でつきぬけていて、個性的でいい感じ。
それから、ジョニー・ウィアー選手は、とても綺麗だった。
おモテになるので、逆に特に興味はなかったのだけれども、スケートは綺麗で技術は見事。
他の選手と逆回りなので、それがちょっとヘンな感じがするのだけれども。
女子は、やはり注目は真央ちゃんだったように思う。
女子SPが終わったら、3分の1の観客は帰ってしまったので。
よかったのは、鈴木明子ちゃん。
ジャンプのミスがもったいなかったけれども、地道によく頑張っていると思う。
友加里ちゃんは・・・うーん、ちょっと調子悪いのかな?という感じではあったけれども、調子悪いなりによく頑張って滑ったのではないかと思う。
SP5位という結果は、ちょっと残念だったけれども。
真央ちゃんは・・・見た目は安定していて、あまり心配せずに見れた感じ。
ただ、真央ちゃんも、「本調子100%!」という感じの滑りではなかったのは確かだけれども。
高橋くんがお休みで、真央ちゃんに注目が集中しちゃっているところもあるので、取材や注目され疲れのようなものもあるのではないかと思うけれども。
女子で、ちょっと面白かったのは、長洲未来ちゃん。
スケートの方は、ちょっとイマイチ調子がよくなかったけれども、滑り終わって、ケロリとした顔で肩をすくめた仕草が、あっけらかんとしていて面白かった。
最後のアイスダンスのオリジナルダンスも、とても面白かった。
今年のオリジナルダンスの「1920、1930、1940年代のリズムとダンス」というのが、面白い。
特に地上波放送は、なかなかないので、今期初めて見たけれども、戦前のアメリカ映画から飛び出してきたようなコスチュームとレトロな音楽がいい。
10代っぽい服装で、遠目で見ていたらかわいらしい女の子が踊っているように見えた選手が、キス&クライで顔がアップになったら、「思いっきり若作り!」で、く、くるしい~という感じだったりして、ちょっと楽しかった。
アイスダンスは、目を引く大技はないけれども、滑りを見ただけでレベルがはっきりわかる、けっこうシビアな競技だと思う。
下位のペアと上位のペアでは、滑っている二人の間隔や息の合い方、ステップの細かさが全く違う。
やはり、アイスダンスは面白い。
女子SPが終わったら帰っちゃった人たち、ちょっと損をしたのでは?と思ってしまった。
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