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体力の男女差

今日、二十年来の友人と会った。
数年前に結婚した友人のダンナさんは、とても仕事が忙しい人で、毎日帰宅は深夜。
でも、普通の時間に起きて出勤するという、とんでもない働き方をしている。
仕事をしている私としては、睡眠時間も十分にとれない多忙さで、よく体力が持つものだと思い、友人に言ったところ、「やっぱり、男性と女性を比べると、男性の方が体力があるのよ」との返事。

・・・本当にそうなのだろうか?

職場で見ていると、どっちもどっち。
女性でもとてもタフな人が何人もいて、そんじょそこらのオトコよりもずーっとパワフルに働いている。
確かに、筋力などは、男性の方があるのだと思うが、「体力」はどうだろう?
バーゲンセールに群がるおばちゃまたちや、エンドレスにしゃべりまくりながら楽しく旅をするおばちゃまたち、宝塚や韓流スターをおっかけるおばちゃまたちのパワー(=体力)は、決して同年代の男性のそれに劣るものではない。

友人の話を聞いていて気になったのは、どんな話になっても、夫(=男性)に自分(=女性)は劣るという発想がもとになっていたことだ。
友人は専業主婦なので、自分は夫に養ってもらっている、という意識が働いているのかもしれないけれども、個人としての優劣を「男女間での優劣」としてまとめてしまって語るのはいかがなものかと思うし、そういう意識を私と同年代の人でも持っているということが、日本という国はまだまだ「男尊女卑」の意識が残っている国なのだということを思い知らされるようで、なんだか気になった。

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