Japan Open
さいたまスーパーアリーナで開催されたJapan Openを見に行った。
去年は、わりと直前になってから織田くんが出る情報を聞いたので、Japan Openのチケットはとれず、エキシビのCarnival on Iceだけ見に行ったけれども、今年は早めにチケットを買ったので、無事観戦の運びに。
一応、スケート連盟公認の「試合」だけれども、最高峰の国際試合である世界選手権が終わった後だから、選手も体力や集中のピークがちょっぴりはずれていて、「試合」として見ていると、どーかな?と毎年思うけれども、試合形式のエキシビだと思えば、適度な緊迫感があってよいかも。
日本、北米、ヨーロッパの3チームで、それぞれ男女2名ずつの計4名でチームが構成されているので、誰かが大失敗しても、他の人で挽回は可能だし、逆に誰か一人の出来がすごくよくても、他のメンバーの出来がイマイチだと、順位もイマイチに。
今回、日本チームの本田武史と北米チームのトッド・エルドリッジの2人はプロだったので、やはりどうしても、アマチュアの体力がある若者たちに比べると、ジャンプで差がつくので、技術点が苦しかった感じがした。
男子で、見事な滑りをしたのは、北米チームのエヴァン・ライザチェック。
世界選手権を目指してトレーニングしてきたのに、ケガで出場できなかったので、まだパワーが温存されていたというところか。
ヨーロッパチームのランビエールは、ちょびっとミスはあったものの、観る人を引き込む力は圧巻。
武史の「トスカ」は、高何度のジャンプは一つも決まらなかったけれども、観ていて懐かしさで胸がキュンとなった私はすでに旧世代なのかも。
2005年12月24日の代々木での全日本でのアマチュア最後の試合での滑り。
あれを観ていた時の気持ちを思い出してしまった。
高橋くんは、絶不調。
プログラム後半のジャンプがことごとく決まらず、こんなにジャンプがボロボロになってしまった高橋くんの滑りを観るのは、本当に久しぶり。
ということで、男子が終わった時点での順位は、ヨーロッパ、北米、日本の順。
女子は、なんと言ってもいい滑りをしたのは、急遽安藤さんの代わりに出場した中野さんだった。
非常に安定した滑りだったし、何と言ってもスピンがきれい!
軸がまったくブレずに、くるくる、くるくる、いつまでも回っているのがすごい。
女子は、サラ・マイヤーとか、キミー・マイズナーとか、長洲未来ちゃんとか、キーラ・コルピーとか、それなりに世界でも力を持っている選手が出ていたにもかかわらず、あまり印象が残っていないのは、友加里ちゃんのドーナツスピンみたいな「この人だとこれ」的な個性の技があまり見られなかったからかもしれない。
結局、最後に出てきた真央ちゃんが、かなりいい滑りをしたので、日本チームは一気に盛り返し、最終結果は1位に。
まったく優勝に貢献できず、むしろ足をひっぱった形になってしまった高橋くんが、しきりに女性二人に謝っている姿が、ちょっとおかしかった。
ま、でも、調子の悪い日もあるよね。。。
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