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ジェロ

昨日、「黒人」の演歌歌手ジェロがデビューした。
黒人とは言っても、実際には日本人の血が4分の1混じっている。
とはいえ、見た目は黒人に限りなく近い。
その風貌で、カジュアルな服装で、ヒップホップを踊りながらド演歌を歌うのだから、注目を集めるのも、むべなるかな。
歌も上手いので、今年の紅白も、今から当確なのではないかと思ってしまう。
氷川きよしくんだけでは、将来が心もとない日本の演歌界。
しっかりと頑張って生き抜いて欲しいと思う。

問題はマスコミだ。
この異色の新人演歌歌手を褒めながらも、「黒人らしくなく、真面目そう」とは、なんと心無い発言!
しかも、これに類するコメントを、全く別の放送局の、全く別の番組で、全く別の2人のコメンテーターが口にしたのだから、あきれて物も言えない。
肌の色が濃くても、真面目で立派な人は沢山いるし、肌の色は明るくても、ちゃらんぽらんな人は沢山いる。
世界の中の日本を自認するのならば、まず、相手の本質で評価する姿勢を身につけることが大事なのではないだろうか。

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