南大門焼失

今朝一番で、衝撃的な映像と共に、信じられないニュースが飛び込んできた。
ソウルの象徴、南大門が焼失したというのだ。
考えてみれば、まわりを車がブンブン通り、衆目にさらされているわりには無防備な感じがして、国宝というわりには、扱いはイマイチ丁重でなかったような気がする。
それでも、韓国の人たちにとっては、大切な宝だったはずで、それが数時間の間に完全に焼失してしまった光景は、ショックとしか言いようがない。

何でもそうだけれども、築き上げるのには時間がかかるのに、失うのは一瞬でも可能だ。
そのことを、思い出させられた一件だった。
放火説が出回っているが、もし本当に放火だったとしたら、韓国人のみならず、先人の歩んできた道や残した物に敬意を抱く、すべての人に対しての許しがたい行為だと思う。