大阪サンザン観戦旅行記
今回の全日本選手権。
そもそも、仕事を休んで、新幹線に乗ってまで観戦しようと決意したのは、織田くんの復帰戦だと思ったから。
ところが、直前に織田くんの出場辞退のニュースで、一番大きな動機が消え去ってしまった。
本来だったら、自分の中のポリシーとしては、仕事を休まないで行ける範囲、ということで、あとはテレビ観戦ということにしていたはずなのに。
事前に力が入りすぎていて、前日に今さら「休み要りません」というわけにもいかず、結局、当初の予定通りの観戦ツアーに出発した。
最終日のメダリスト・オン・アイスも含めて、4日通しでチケットを購入していて、一番いい席がメダリスト・オン・アイスの席、一番イマイチな席が女子シングルSP&男子シングルフリーの2日目だった。
チケットが届いた日は、一番いい席が欲しかった2日目が一番悪い席で、一番どうでもいい日が一番いい席だったのがうらめしかったけれども、織田くんの欠場により、「まあ、どうでもいいか」ということになった。
ただ、観戦にイマイチ力が入らない。
「織田くん」に代わる動機づけが欲しくて、一度も観光したことのない大阪の町を観光することにした。
ところが、そこに大きな落とし穴が・・・。
2日目午前中と4日目午前中にあき時間があったので、観光にあてることにしたが、2日目に最初に行った「造幣博物館」が改築工事のため閉館中だった。
最寄駅から、エンエンと歩いたのに。
守衛さんが、「来年の3月にはまたオープンするから」となぐさめてくれたけれども・・・新幹線でもう一度来いってか?観光客には、基本的にワンチャンスっきゃないんだけど?
仕方ないので、そこから最寄の場所にあって、一度行ってみたいと思っていた「東洋陶磁美術館」に行き先を変えたら・・・ここも改修のため、来年の3月まで閉館中だった。
その次に行った「適塾」は、幸い開館していて、中を見ることができた。
4日目。
朝、行き先をどこにしようか、いろいろ考えて、「やっぱり大阪に来たからには、大阪城天守閣よ」と思った。
最寄駅から、天守閣めざして歩く。
途中に、博物館っぽい建物があり、「大阪歴史博物館」のポスターが。
中に入ろうと思ったけれど、人気がない。
よく張り紙を見てみたら、しばらく前に、新しい場所に移転したと書いてある。
そういえば、ガイドブックに書いてあった場所は別のところだったような気が・・・。
まあ、天守閣の中にも大阪の歴史の展示があるみたいなので、それを見ればいいかと思い、そのまま天守閣目指して歩きつづける。
ようやく天守閣の入り口に行ったら、シャッターが下りている。
書いてある開館時間は9時~になっていて、私が行った時間は10時半すぎ。
特に今日はお休みという張り紙もないけれど・・・?と思いつつ、近くの売店のおばちゃんにきいてみると、「昨日からお休みに入っちゃったわ~。年末年始はお休み」・・・ですと。
そんなことなら、一昨日こっちに来たのに~。
グレきった気持ちで「リトルコリア」といわれる鶴橋に行ったが、あまりにもチヂミやキムチを売っているお店が多くて、何故か昼時なのに食欲がなくなり、結局何も買わなかった。
(チヂミもキムチも、適量ならば好きなのだけれども・・・。)
鶴橋駅に着いた時点で、財布の中に、2千円と帰りの新幹線のチケットしか入っていなかったので、懐が寂しかったこともあるけれど。
というわけで、移動距離はすごかったけれど、満足に観光した場所といえば適塾だけで、交通費ばかりかさみ、懐も心も寂しい大阪旅行だった。
家に帰ったら、がっちり録画予約してあった全日本選手権の地上波放送が、1件も録画できていなかった。
不在中に私の部屋に入った母が、録画待ちうけモードになっていた私のPCの電源を、私の電源切り忘れと判断して、ご丁寧にウィンドウズの終了をして切ってあった。
あれほど、「触るな」と言い置いていったのに、私の言葉を忘れたらしい。
私も油断してPCの録画予約しかしていなかった・・・こんな時に限って!
幸い、年明けにBSフジで放送があるから、時代遅れなビデオ録画でなんとかなるけれども、本当に、山あり谷あり、フンダリケッタリの今回の観戦旅行だった。
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