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NHK杯余話

会場となった仙台市体育館。
はっきり言って、今まで私がスケートの試合を見に行った中で、一番小さく設備の整っていない会場だった。
いつも、整氷時間に中の売店でホットドックやら焼きそばやらフランクフルトやら肉まんやら買って食べている私。
普段はあまりそういうものは買い食いしないので、スケート観戦の時の楽しみの一つにもなっている。
なのに。
あったのは、小さな食券方式の食堂と、仮設の売店。
食堂で食べられるのは、ラーメンとカレーライスとスパゲッティ。
売店で売っていたのは、おにぎりとパンと、お菓子が数種類。
行きの電車の中で何も食べずにガマンしていたのに、なんだかすごく哀しくなってしまった。
とりあえずおにぎりを買って、ぐうぐう鳴くお腹をなだめ、帰りの新幹線ではフンパツして牛タン弁当を買って食べた。

今回は、花もプレゼントも、渡す予定のある選手はいなかったので、私自身は特に不満にも思わなかったけれど、今回の会場は、「プレゼントは事前に預かり。花投げ込み厳禁」だった。
進行や会場の制約上、やむをえなかったのかもしれないけれど、なんだか寂しかった。
私が「エキシビのフィナーレ恒例」だと思い込んでいた、「サインボールの客席投げ入れ」も全くなかったので、エキシビがあっけなく終わった印象で物足りなかった。

私が会場についたのは、開演10分前。
なのに、まだ当日券を販売していた。
しかも、ディスカウントまでして・・・。
私が知る限り、どんなに人気低調な時期でも、エキシビの日だけは、チケットを入手するのは大変だった。
なのに、会場内にも空席が沢山。しかも、かたまった一角が丸々空席。
チケットぴあでは売り切れていたのでは・・・?
ということは、地元人向けの「当日券」枠の席?
だとしたら、売り方を誤ったとしか、言いようがない。
来年のNHK杯の会場は東京・代々木体育館なので、このようなことはないと思うけれど。

優勝した高橋くん。
インタビューで、「トーマス選手もステファン選手もがんばっているし・・・」とコメント。
その瞬間、会場内のお客さんの頭に、「トーマス」?「ステファン」?それ誰?とハテナマークの行列が。
少し間があって、「あ~」と、わかった人はわかったよう。
「トーマス」は、2位だったトマシュ・ベルネル選手のこと。
「ステファン」は3位だったスティーブン・キャリエール選手のこと。
二人のファーストネームを、英語発音で読んだら、確かにそうなるけれど。
それにしても。
チェコ語の「トマシュ」は、英語の「Thomas」の末尾の「s」の上に飾り記号がつくので、英語表記されると飾り記号が落ちて、「トーマス」になってしまうのは、いたしかたない事だと思うけれど、スティーブンは、アメリカ人なのに、スペルは「Stephen」。
「Steven」だったら、高橋くんも間違えなかったのにね。
紛らわしいスペルだ。全く。

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