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処分による情緒不安定

昨日、朝青龍についてのニュースを見た。
腰の疲労骨折と肘が痛いとかで、夏巡業を休むといっていたはずが、無断でモンゴルに帰国し、その上かの国でサッカーの親善試合にまで出たとか。
その映像が日本で流れるや否や、大問題となり、帰国後下された処分は2場所休場と謹慎。
その「処分」が下されたのは、奇しくも織田くんに対する処分が下されたのと同じ日だった。
処分を聞いた後の朝青龍の診察をしに自宅を訪れた医者が、外で待っていた報道陣の質問に答えて言うには、「情緒不安定になっており、食欲もなく、夜も眠れぬようなので、睡眠薬を処方した。本当は、国に帰してあげるのが一番の治療になる」と語った。
何故か、その医者の言葉が白々しく聞こえた。

織田くんも、検挙が報道された日からずっと、食欲がなかったと聞く。
夜もちゃんと眠れていたのかどうか。
それでも、処分が下された翌日から、練習を再開することを認めてもらい、きちんと練習を始めたと聞く。
自分のしてしまったことに対して、一言の弁解もせず、ただひたすら謝罪し、処分に対しても、まっすぐ受け止めていた織田くん。
精神的な負荷は、いかばかりだったかと思う。
それでも、日ごろ、とても真面目な織田くんのこと。
今ごろは、なんとか、普段の生活パターンに戻れているものと思う。
ニュースとしても、ほとんど取り上げられなくなった。
この夏、カナダに強化練習に行けなくなったのは残念なことだけれども、気持ちを切り替えて、焦らずに、落ち着いてしっかり練習に取り組めば、必ずや成長した姿をリンクで見せてくれると信じている。

それに対して朝青龍のことについては、何故、医者が言うことを信じられない気持ちになってしまうのか。

今日、別の医者(精神科医)が診断して、「ノイローゼの一歩手前」との見立てだった。
この医者の言うことも、信じられないのは、何故だろう?
「仮病?」「医者もグル?」などと、ふと、思ってしまったりするのは、何故だろう?
やはり、日ごろの行いがきちんとしていることが肝心なのだと、考えさせられた出来事だった。

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