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Dreams on ice2

今日、テレビ放送を、めずらしくオンタイムで見た。
(もちろん、後から何度でも見るので、録画もしたけれど。)
中野さんの演技から始まったので、「第2部だけの放送か?」と思ったら、実際の滑走順は完全に無視で、行きつ戻りつ・・・。
シニアのトップレベルの選手の間にジュニアの選手の演技を放送するのは、やはり気の毒な気がした。
それから、海外の金メダリストの演技を、番組の真ん中くらいに放送しちゃったりして、・・・ちょっとなんだかなぁ。

実際の公演時間は整氷時間25分を含めて約2時間半。放送時間は2時間。コマーシャルが入ることを考えれば、どこかをはしょらなければならないのはわかるけれど、中庭くんの、あの雰囲気いっぱいの演技をダイジェストで放送したのには、めまいがしそうだった。
映像でフルに見るのを楽しみにしていたので、とても残念。

ともあれ。
昨日書かなかった織田くんの「度肝をぬかれた演技」について。
一つ目は、プログラム中盤で、神宮アイスメッセンジャーズの4人の手を借りて、リフトしてもらったこと。
テレビの解説でも言っていたけれど、確かに、アイスショーでは見たことあるけれど、アマチュアのエキシビでは初めて見た!
国内では、実現可能かもしれないけれど、海外の大会のエキシビの時は、どーするんだろう?
人手が調達できない時は、別の振り付けにするのか、別プログラム(例えば「ニューシネマパラダイス」とか)を滑るのだろうか?
シーズンインが楽しみ。
ラストの、氷の上にバッタリ大の字に倒れこむ演出も、けっこう意外でビックリ。
それ以外にも、演技全般について、昨日もびっくりしたけれど、今日テレビで見たら、表情がはっきり見えたので、それはそれで余計迫力満点でドキドキ。
最後のコンビネーションスピンのポジションが独特だったけど・・・どういうポーズをとりながら回っているんだろう、あれ?
多分、ひじの曲げる角度を回っている途中に変えている、とか、そういうことなのだろうと思うけれど、ちょっと面白かった。
ジャンプのミスが2箇所。
3ルッツがすっぽぬけたのと(でも、3トゥループをつけてコンビネーションジャンプにしちゃうあたり、織田くんはすごい!)、3フリップで転倒していたので、どうやらこの映像は、15日の夜の回のものらしいとわかる。
私の行った16日の公演は、ジャンプはノーミスだったし、聞くところによれば、15日昼の公演もノーミスだったそうで、ジャンプミスをしたのは15日夜の公演のみのようなので。
でも、このプログラムは、ジャンプで魅せなくても、そのほかの部分でも十分楽しませてもらえるプログラムになっていたので、あまり気にならなかった。
特に、片足あげてエアギターの部分、すごくかっこよかった!

ランビエールの演技は、とにかく「パーフェクト!」。
ジャンプも見事、滑りは綺麗だし、とにかく、ただ手を上げても、首をかしげただけでも、それはそれは美しい。

申&趙ペアは、ダイナミックだけれど、本当に美しいスケートをするようになったと思うと、長年見続けてきた者としては、感慨深いものがある。
最近は、リフトから女性を降ろす時の自然な滑らかさがすばらしくて、ごく自然にエッジが氷の上を滑っていて・・・パートナーに対する思いやりが感じられて、本当にすてき。

そんなこんなで、公演自体はとてもよかったのに、テレビ放送の方は、ちょっと、編集に不満が残る放送だったけれど、・・・まぁ、地上波で放送してくれただけいいか。

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