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Carnival on iceの放送

録画してあったCarnival on iceをやっと見る。

ショー(エキシビション)なので、試合の放送と単純比較はできないけれど、わりと静かな語り口のアナウンサーで、ちょっと安心。
テレビ東京の放送だったので、少し心配していたけれど、スケート放送のレベルを思いっきり引き下げた某局や、フィギュアスケート放送冬の時代にも放送を続けてくれていた実績があるのにもかかわらず、一向に間違いの減らない某局に比べると、数段レベルは上の放送だった。
ちょっと、感心。
難点があるとすればカメラワークで、織田くんの一番目新しく美しかったシットスピンの瞬間は真上からの映像だったし(あれは、横から見るから美しかったのであって、真上から見たのでは軸がぶれていないことくらいしかわからないではないか!)、ヤグディンの絶品のストレートラインステップは、半分以上は上半身を映していたし(アップにするならば、足元のエッジでしょう!)、そんなこんなでベストショットをいくつか逃していて、現地で見た身としては、若干物足りなかった部分があった。

フィナーレを見ていて思い出したこと。
使い捨て方式のペンライト初体験だった私。
入場した時にペンライトを配布されて、「フィナーレで使いますので、それまで使わないように」なんて書いた紙がついていたので、フィナーレが始まってから、使用説明書通り「中の棒をポキッと折って、振る」をやろうとして悪戦苦闘している間に、織田くんが出てきてしまった。
結局、ペンライトは無事ついたけれど、肝心の織田くんのパフォーマンスを半分くらい見逃してしまった。
現地で見逃したので、織田くんがフィナーレのパフォーマンスに何をやったのか放送で確認しようと思っていたのに、放送ではその瞬間に映像が小塚くんに移ってしまって、結局確認できなかった。残念無念。
あんなことになるとわかっていたら、「悪戦苦闘」は安藤さんの演技の間に済ませておいたのに。(←安藤さんには失礼だけど。でも、織田くんを見るために高いチケットを買ったので。)
青白いペンライトだったら、シン・スンフンのコンサート用に持っているペンライトが青なので、知っていたらあれを持っていったのに。
そうしたら、ボタンをキュッとねじるだけで青白い光が簡単についたのに。

織田くんのスケートは、現地で見ていても、音がほとんどしないので、すごく軽く感じる。
家に帰って映像で見ると、現地では気づかなかった細部で、とても綺麗なスケートをしていることを発見することが多い。
だから、けっこう現地で見ている時よりも、家で映像を見ている時の方が感動を覚えることも多い。
それに対して、高橋くんのスケートは、だんぜん現地で見る方が感動するのは、どうやら場の雰囲気の問題らしい。
ともあれ、織田くんの「ニューシネマパラダイス」だけを、何度も繰り返して見てしまった。
ノスタルジーで切ない気持ちになるのは、音楽のせいだけではない何かがあるような気がする。

来シーズンの織田くんの演技が、今から楽しみだ。
あとは、より深いエッジでのステップと4回転ジャンプだけれども、どちらもあと一歩で手が届きそうに見えるので、来シーズンは完成したのを見ることができるのではないかと、期待している。
某雑誌で武史が話していた課題の「独自の表現」の方は、この冬に飛躍的に上達したと思うし、はっきりと一つの方向に向かって伸び始めた気がする。

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