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世界選手権男子シングル・SP&ペア・フリー

今日は会場で観戦。
ジャッジ席側ではあったけれど、あまりにもキス&クライの真上すぎて、選手の出入りが間近に見える以外のメリットのない席だった。
行く前に会場図で見た時は、もう少しいい席に見えたのだけれど。残念。

まずは、男子シングルのSP。
なにしろ42人もいたので、大変。
5~6人ずつがグループになっていたので、8グループもあった。
おそらく、現在のISUランキングか何かの順でグループを決めたらしく、滑走する前から、ある程度実力のある選手は後ろの方のグループになっていた。
世界レベルとはいえ、最初の方のグループの選手は3アクセルジャンプは入らず、曲が何でも同じ演技?と思われるくらい、エレメンツをこなすのが精一杯な選手も多く、もしかしたらこの中だったら、全日本で10位以内に入る選手だったら勝てるかも?などと思ってしまうレベルの選手がけっこういたので、日本男子のレベルも上がったものだなぁと、つくづく感心。

織田くんが最後から2つめのグループで滑走、高橋くんが最終グループで滑走。

まず、織田くんの滑走だったけれど、これがビックリの結果だった。
なんと、最初の3アクセルジャンプを一回転もすることなく失敗した上、3つ目のジャンプだったフリップジャンプの着地が乱れるという、痛恨のミスで、他には目立ったミスというミスはなかったし、スピンはお見事としか言いようのない出来だったにもかかわらず、終わってみれば14位という結果。
ただ、1位2位は、かなり点差が離れているので無理としても、3位との違いは7点差なので、フリーの出来次第では、メダルは無理でも、ある程度挽回は可能。
終わっちゃったことは仕方ないので、明日は気持ちを新たにフリーに望んで欲しいけれど、織田くんのファンとしてはショックで、今晩は眠れないかも。
ジャッジの方にも動揺があったらしく、点が出るのが妙に遅かった。
二度も、「technical score, please」とアナウンスに言われて、やっと点が出たくらい。
採点のレベルあわせをする、一番滑走者の時以外であんなに点が出るのに時間がかかるのは、本当に珍しい。

織田くんの2人後に滑走したジェフが、今シーズン最高の演技をした。
とても難解な曲をテーマに滑ったのだけれど、曲想の表現が見事だったのに加えて、ジャンプがすべて決まった。
とてもステキな演技だった。

高橋くんは、ジャンプのちょっとしたミス以外は、完璧に近い出来だったと思う。
ステップは抜群に見事だった。
でも、点の伸びはイマイチだったけれど。
やはり、最高峰の試合だけあって、こころなしか点がからい。

他にも、見事な演技をした選手や面白い演技をした選手もいたけれど、今日は書く根性がないので、そのうち書くことにする。

ペアはフリーは、やはり最終組が圧巻だった。
申雪&趙宏博の中国ペアのフリー「タイスの瞑想曲」がすばらしかった。
ちょっとスピンがばらついたところがあったけれど、リフトやジャンプの技術面だけではなく、いつの間にこんなエレガントな演技をするようになったのかと、本当にビックリした。
会場内、感動につつまれて、滑り終わった時には、ほとんどの人がスタンディング・オベーションをした。
それに値する、見事な演技だったと思う。
表彰台も見たかったけれど、時間があまりに遅くなるので、あきらめて帰宅。

明日は、男子フリー。
今日以上に緊張しそうな予感。
私が緊張しても、どうにもならないのだけれど。

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