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世界選手権余話 その1

思い出すことなどなど。

エキシビションの地上波放送を見ていて。
高橋くんが銀メダルをとって戻ってきたのを、自分のことのように、とびきりの笑顔で迎える織田くん。
しっかりと抱き合う二人。
ライバルとはいえ、自然にこういうことができる関係はすばらしい。

高橋くんが銀メダルをとった夜に出演したあるニュース番組で。
自分のことは、どんな風にきかれても、「まだ実感なくて」と、ぽや~んとしたテンポで答えていた高橋くんが、「織田選手も7位まで挽回して・・・」とキャスターが言った瞬間、即座に「すごかったです!」と嬉しそうな顔に。
すぐに話題が移ってしまって、話の先をきいてもらえなかったけれど、この瞬間の高橋くんの反応がすてきだった。
これからも、こんないい関係でいて、お互いを高めあっていって欲しい。

エキシビションの地上波の放送時間はナゾだった。
会場での時間は、整氷時間を含めても2時間半。なのに、放送枠は3時間。
「コマーシャルが入るから、30分長い」程度の認識でいたら、驚いたことに、オープニングやフィナーレの映像はほとんどなく、ジュニアの武田さんや、4位以下の一部の選手の演技もなかった。
整氷時間も含めて、「消えた時間」は1時間弱。
コマーシャルだけで倍に水増しされたとは思いにくい。
TOKIOの人たちがしゃべっている時間が、そんなに長かったのか・・・と思うと、普段は好もしく見ているTOKIOが少々ニクイ。

選手がジャンプを決めた瞬間にわく拍手は、賞賛の拍手。
普通は、ジャンプ失敗をした時には拍手はない。
たまに、あまりにも失敗が続いたりすると、「めげずに頑張れよ~」とのニュアンスを含んだ拍手が沸き起こることがあるが、いつもではない。
ところが。
今回の世界選手権では、ジャンプをした後は、成功しようが失敗しようが、もれなく拍手があった。
成功した時の力強い拍手はいい。
けれど、失敗した時に、無目的かつ無気力な拍手を機械的におくるのは、いかがなものかと思った。

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