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オペラ座の怪人

NHK杯の総集編を放送していたので、録画しながら見た。
テレビで見ると、織田くんは会場で見た以上に完璧な演技をしていて、高橋くんの演技からは会場で見たほどの感動を感じることができなかったけれど、それはともかく。
今年の高橋くんのフリーの曲目の「オペラ座の怪人」は、高橋くんの雰囲気にぴったりだと思う。
怪人役にぴったりというのではなくて、曲が高橋くんのスケートの雰囲気にぴったり合っていると思う。
特に、中盤の物哀しいヴァイオリンの旋律が流れる部分は、曲調と高橋くんの表現力が相まって、たとえジャンプミスがあっても、なんだか胸がつまる思いがする。
とてもすてきなプログラムに仕上がっているので、武史のアランフェスのように、アマチュアをやめてプロになっても、自分のプログラムとして、ずっと長いこと滑れそうな感じ。

ミュージカルの「オペラ座の怪人」は、劇団四季のものを1回と、ロンドンで1回見たことがある。
劇団四季のものを見た時も、怪人が可哀相で泣いてしまったのだけれど、ロンドンで見た時は、怪人役の役者さんがとても声のすてきな役者さんだったので、可哀相さ切なさが嵩じて、この「怪人」の素晴らしさを理解せずに、若造と手をつないで逃げ出そうとするクリスティーヌをとても憎く感じてしまった。
おかげで、それ以降、この曲(特にヴァイオリンの旋律の部分)を聞くと、怪人が切なくて切なくて、条件反射的に泣きたくなる。
そして、今年。
高橋くんの演技を見ていると、このミュージカルを見ている時の切ない気持ちが呼び覚まされるので、見事な表現力だと感心している。

織田くんと高橋くんと、どちらが好き?って聞かれたら、絶対織田くんと即答する私だけど、高橋くんのスケートも大好き♪

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